【爬虫・両生類の餌】ワラジムシの飼育と繁殖が簡単にできる3つの方法

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

ということでこの記事では、餌としてのワラジムシの可能性と管理方法を徹底的に解説していく取り組みです。

餌の管理ができるようになると、爬虫・両生類飼育のレベルが上がり、経済的な負担も軽くなります。

まずは冒頭にお話した、ワラジムシの餌としての魅力を詳しく解説していきます。

そうなんです。
ワラジムシの外皮はカルシウムふんだんの甲殻で、エビやカニほど硬くはありません。

爬虫・両生類飼育の分野では『動くカルシウム』と呼ばれ、不足しがちなカルシウムを補う餌として重宝されています。

上の写真を見て下さい。
丸で囲んでいるのがワラジムシの幼体です。

このサイズ感がワラジムシの餌としての使いやすさにもなっています。

ほとんどほったらかしでも、生きながらえ繁殖します。

ワラジムシを上手に飼育し繁殖の流れを作れたら、餌のコストを減らしてくれるんですよね。

そんなワラジムシの飼育・繁殖方法を次に解説していきます。

一番のポイントはコバエ対策です。
ワラジムシの飼育はよくコバエが湧くので、コバエが侵入できないケースを選ぶことをオススメします。

色々試しましたが、下のプラケースが最適です。
これ一択と言ってもいいでしょう。

採取した落ち葉には、様々な虫や微生物がいます。

煮沸消毒するならいいですが、そのまま使うのは避けて下さい。

ポイントは2点『餌』と『水分』です。
これさえちゃんとしておけば、ワラジムシの飼育は問題ありません。

オススメの餌は市販されている魚の餌です。
特に乾燥飼料は長期ストックに向いているのでオススメです。
テトラフィンを一つ買えば、相当期間使えます。

餌が腐葉土と混ざると腐り、カビやコバエの発生原因になります。
なので餌皿を用意するといいでしょう。

これを繰り返すことで、適切な餌の量がわかります。

その時のポイントは『全体的を湿らすではなく、一部（半分）を湿らす』です。

水分過多になるとやはりカビやコバエの原因になります。

上記のように適切に飼育していたら、ワラジムシは繁殖していきます。

繁殖の波に乗れたら、大人のワラジムシから餌にしていくといいでしょう。