
- イシガメって多頭飼育できるの?
- イシガメの多頭飼育で注意するポイントは?

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
生物飼育をしてると多頭飼育したくなりますよね?

でも多頭飼育って、色々大変そうなんだよな。
ニホンイシガメはどうなんだろう?

ということでこの記事では、 ニホンイシガメの多頭飼育について深掘りして解説します。
カメ飼育をもっと楽しくする取り組みです。
この記事では、以下の3つの多頭飼育の注意点を詳しく解説します。
- 個体同士の喧嘩のリスク
- 水質の悪化による病気のリスク
- 餌の配分の不完全さのリスク
この記事を読むことで、多頭飼育の注意点がわかります。

それを解決することは、多頭飼育の楽しさに近づくことでもあります。

読み進めて確認してみてね。
ニホンイシガメって多頭飼育できるの?【注意点3つを解説します】

それでは順番に解説していきましょう。
【多島飼育の注意点】個体同士の喧嘩
同居生活が喧嘩に発展することはよくあることです。

確かにそれはあるあるですよね。

よくあるのが尻尾を噛み切っちゃう(尾切れ)ことね。
餌だと思って噛んじゃうの。

尻尾の先が切れて平坦になっています

通常は尻尾は先端が鋭角です

尾切れは生命の危険に直結するわけではありませんが、ストレスなのは間違いありません。

後、僕たちは爪が結構鋭いんだよ。

鋭い爪が相手を傷つけることがあります。

特に目に入るのには注意だよ。

喧嘩を防ぐにはどうしたらいいんですか?

解決策は、飼育スペースを大きくすることです。

狭いスペースでは、相手を傷つけることが多そうですもんね。

飼育スペースの広さは、多頭飼育の基本の解決策です。
大人のオスとの多頭飼育は注意が必要

ニホンイシガメのオスは生後2〜3年で成熟するよ。

その頃のオスは攻撃的な傾向にあるので、多頭飼育にはさらなる注意が必要です。
【多頭飼育の注意点】水の汚れ
次に注意するべきは水質の悪化です。

多頭飼育は特に水が汚れやすい傾向にあります。

僕たちはよく食べ、よくフンをするからね。
1匹でも汚すスピードは早んだけど、複数だとなおさらなんだ。

私たちは皮膚が弱くて、水質が悪い所に長時間いると『水カビ病』という病気を発症することがあるよ。

水カビ病は水質悪化と免疫力低下の合わせ技で、発症率が高まります。
一度発症すると完治が難しいので、注意すべきでしょう。
対策はこまめな水換えです。

確かに水換えの頻度は重要ですもんね。

最低でも1日1回、余裕があるなら朝と夕方に2回の水替えをしましょう。
特に夏場は代謝が上がるので、すぐに水が汚れます。
【多頭飼育の注意点】餌の配分

みんながいるから餌を食べれなかったわ…

多頭飼育下では、均等に餌が行き渡っているか注意してください。

性格の様々だからね。
ちゃんとみんなに餌が行き渡っているか、注意深く観察するんだよ。

餌やりは飼育の基本中の基本です。
注意深く観察するとともに、餌にありつけない個体は別飼育するなどの対策しましょう。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 多頭飼育では、個体同士の喧嘩を減らすために飼育スペースは広めに
→最低でも横幅90㎝以上のスペースを - ニホンイシガメは水の汚れに弱い
→多頭飼育では水が汚れやすいので、こまめな水換えを - 全員に餌がちゃんと行き渡っているかしっかり観察する
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