
- ヤモリの寿命ってどれくらい?
- ヤモリを長生きさせるためには?

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

ヤモリの寿命って、どれくらいなのかな?

様々な情報と経験から、5〜10年といったところです。
もっと長生きする可能性は十分ありますが、記録があまりないんですよね。
ということでこの記事では、ヤモリの寿命を情報と経験を駆使して考察していきます。

ヤモリの生態を、より深く知れる取り組みです。
この記事では、以下3つについて解説します。
- ヤモリの野生下での寿命
→平均寿命と産卵数から考察 - ヤモリの飼育下での寿命
→20年生きたとも言われる - ヤモリの寿命を伸ばす飼育のコツ
→豊富な餌・適切な温度管理・新鮮な水
この記事を読むとヤモリが寿命がイメージできます。

飼育するなら知っておきたいことですね。

読み進めて確認してみてね。
ヤモリの寿命ってどれくらい?【野生】

野生でのヤモリの寿命に関する明確な記録は、見つけることはできませんでした。

そうなんですね。

その上で色々考えていきます。
まず平均寿命ですが、これはかなり低く、1年〜2年くらいだと推察します。

どうして?

厳しい自然では、幼体時に命を落とすことが多いんですよね。
幼体は環境に適応できなかったり、捕食されたりと、大人になるまでが大変です。

つまり、幼体の死亡率が平均寿命を下げているということですね。

僕達は孵化後半年で10㎝くらいの大きさになるよ。

ここまで生き延びたヤモリは、自然環境にも順応しています。
冒頭の通り、5〜10年くらいの寿命はあると考えられます。
その考察を次に解説します。
ヤモリの産卵数で考える
ヤモリのメスは孵化後約2年で成熟し、交尾・産卵するようになります。

2度の越冬を経て、大人になるの。

つまり最低でも2年以上の寿命はあるってことだ。

ヤモリは1度の産卵で2つの卵を産みます。
これが1年に2〜3回、つまり4〜6つの卵を産むってことですね。

案外少ないんですね。

この産卵数で『種が途絶えてない』のがヒントです。
ある程度長生きして卵を産んでいる、そう考えられるんですよね。

確かに、長い寿命は産卵数を増やしますもんね。
ヤモリって普通に市街地でも見れるから、そうかもしれない。

厳しい幼体時を乗り越えたら、安定して寿命があると考えられます。
ヤモリの寿命ってどれくらい?【飼育下】

ヤモリが飼育下で、『20年生きた』そんな記述があります。

根拠がある話ではなく、ある飼育者の経験によるものです。

それくらい生きるのかなぁ?

飼育下では、外敵から襲われる心配がありません。
その上で適切に飼育すれば、長生きのポテンシャルはあるのかもしれませんね。

飼育したら、健康に長生きさせてね。
ヤモリを長生きさせる飼育のコツ3つ

最後にヤモリを寿命を伸ばす、適切な飼育方法をお話しします。

知りたい!
【寿命を伸ばすコツ①】餌の種類と栄養添加

まずは豊富な餌を与えることです。

自然では色んな餌を食べるからね。
できる限り色んな餌をちょうだい。
揃えれる餌としては以下のものがあります。
- 主食にオススメ『レッドローチ』
- 爬虫類飼育の定番『ヨーロッパイエコオロギ』
- ストックが楽な非常食『ミルワーム』
- 動くカルシウム『ワラジムシ』
- チャレンジして欲しい人工飼料『レオパゲル』

以上はペットショップなどで、比較的簡単に揃えることができます。

手に入れやすさは重要ですよね。

餌についての詳しい記事もあるので、参考にしてみて下さい。
【重要】栄養添加
色んな餌を用意しても、やはり自然のそれには敵いません。

なので、ヤモリ飼育では不足しがちな栄養を添加をするのが普通です。

爬虫類飼育では一般的ですよね。
どんなものを選べばいいんですか?

夜行性のヤモリには『リン』や『ビタミンD3』が入ってないものを選びます。
色々ありますが、私は『マルベリーカルシウム』をオススメします。
>>カルシウム以外にもマルベリー(桑の葉)の栄養素もたくさん
ヤモリ飼育に使ってみて下さい。
【寿命を伸ばすコツ②】適切な温度管理
ヤモリ飼育の適温は、20〜28℃です。

寒さに強いヤモリですが、冬季は室内での加温飼育をオススメします。

一番ダメなのは、中途半端な温度で飼育することね。


使いやすく安全なのは、パネルヒーターですね。
室内であれば、これ一つで十分の保温できます。
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【寿命を伸ばすコツ③】新鮮な水の供給
ヤモリはたくさん水を飲みます。

綺麗で新鮮な水を供給することは、ヤモリを健康に飼育するコツです。

僕達は環境についている水滴を舐めて水分補給するよ。

なので毎日2回、霧吹きをして十分に水を与えて下さい。
ヤモリの身体に霧吹きの水を当ててはいけません。

身体が小さいからね。
水に体温を奪われて、体調を崩すんだ。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- ヤモリの幼体の死亡率は高い
- 孵化後半年以上経ったら長生きする可能性が高まる
- 産卵数からみて、5〜10年は生きていると考えられる
- 飼育下では20年生きたという証言がある
- 豊富な餌と栄養添加が長生きのコツ
- 飼育温度は20〜28℃を保つ
- 水は新鮮なものを霧吹きで与える
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