- ニホンイシガメって陸をメインで飼育をした方がいいの?
- ニホンイシガメって水カビ病になりやすいって聞いたけど…
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ニホンイシガメは、日本の河川や湖沼などに生息するカメです。
水棲って聞くから、水場中心の飼育環境でいいんですよね?
実はニホンイシガメは、陸メインの飼育にメリットがあります。
この記事ではそれを詳しく解説し、ニホンイシガメの飼育環境を提案する試みです。
この記事では以下の2点の陸メインの飼育環境のメリットをお話しします。
- 水カビ病の予防に陸メインの飼育環境は有効
- 陸メインにすると、水換えが楽になる
この記事を読むと、ニホンイシガメの飼育環境作りの参考となります。
読み進めて確認してみてね。
ニホンイシガメを陸メインで飼育する理由
まず言えるのは、ニホンイシガメは『陸メイン』でも『水場メイン』でも、どちらでも飼育できます。
▼陸地メインの飼育環境▼
土を敷いて、その上にタッパーで水場を作っています。
▼水場メインの飼育環境▼
水を張って、石やレンガなどで陸地を作っています。
どちらでも飼育できるけど、陸メインの方がメリットがあるってことなんですよね?
そうですね。
詳しく解説していきましょう。
【陸メインにする理由①】水カビ病の予防
陸メイン飼育の一番のメリットは、『水カビ病の予防になる』ということです。
水カビ病とは、ちょっとした外傷から甲羅や皮膚がカビに感染する病気です。
症状が悪化すると皮膚がただれたり、命の危険もあります。
原因となる菌は日常的に飼育環境内に存在し、免疫力の低下が感染の可能性を高めます。
水カビ病はニホンイシガメだけでなく、他のカメや魚類もかかる病気です。
水棲のカメには感染の可能性があるってことなんですね。
でも僕らは皮膚が弱くて、水カビ病にかかりやすいんだよ。
でもそれと陸メインにするのに関係があるんですか?
水カビ病の原因は『水質悪化』『日光浴不足』『ストレス』などです。
陸メインの環境だと陸地にいる時間が多く、水質悪化の影響を受けにくく、日光浴不足も解消されやすくなるんだよ。
特にニホンイシガメの身体が乾燥している状態が長いことが重要なんですよね。
陸メインの環境でも、水カビ病の危険性が完全になくなるわけではありません。
1日1回ライトなどを当てて、強制的に身体を乾燥させるのも有効です。
陸メインにすると、水は少量になります。
ようなると汚れやすいので、水換えは必ず毎日するようにしましょう。
水質の悪化は絶対に良くないですからね。
【陸メインにする理由②】水換えが簡単に
陸メインの環境にすると圧倒的に水換えが楽になります。
水場の水を交換するだけでOKです。
メンテナンスが楽になるのはいいですね。
だからこそ水換えの頻度を上げて、いつも清潔にしてね。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 水カビ病の原因は『水質悪化』『日光浴不足』『ストレス』
- 陸メインにすると水質悪化の影響を受けにくく、日光浴不足を解消しやすい
- 陸メインの飼育環境はメンテナンスが楽
▼くま村長のYouTubeコンテンツはコチラ▼
コメント