- ニホンイシガメの飼育温度の適温って?
- 冬の温度管理ってどうしたらいいの?
- 適温に保つための方法とは?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ニホンイシガメは日本に生息するカメで、1年を無加温で飼育できます。
ですが、 ニホンイシガメを健康に飼育するにはやはり温度管理が欠かせません。
この記事では、夏・冬それぞれの温度管理の注意点と対策を、詳しく解説していきます。
ニホンイシガメの飼育レベルを上げてもらう試みです。
この記事では、以下の夏冬両方の注意点と対策を解説します。
- ニホンイシガメ冬場の温度管理
『水中ヒーター』『バスキング・紫外線ライト』『温室』 - 危険な夏場の温度管理
『冷却ファンの活用』『屋外飼育』
この記事を読むことで1年を通して、ニホンイシガメの適温をキープできます。
読み進めて確認してみてね。
ニホンイシガメの適温は25℃〜30℃。
夜は若干低めに設定するといいでしょう。
ニホンイシガメの温度管理【冬眠をさせないで冬を越す場合】
まずは冬場の加温飼育について解説します。
私達は冬になって最高気温が15℃を下回ってくると、冬眠に入っていくわ。
ただ、飼育下での冬眠はリスクが高く、繁殖を狙わないのであればオススメはできません。
ということで、ここでは冬眠をさせないことを前提に話を進めていきます。
【ニホンイシガメの加温飼育】水中ヒーター
加温飼育で最初に思い浮かべるのが、水中ヒーターです。
亀用の水中ヒーターが販売されていて、これで事足ります。
熱帯魚と比べると水量が多くないので事足りますが、カメの飼育頭数が多く水量も多いと、もっと強力なヒーターが必要です。
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水温を自動で28℃に保ち、カバー付きで安全性の高いヒーターです。
これで解決ですね。
と思われがちですが…
これだけだとニホンイシガメが水中にいることが多くなるんですよね。
それじゃダメなんですか?
ニホンイシガメは皮膚が弱く、水中過多の生活だと水カビ病という皮膚病のリスクが高まります。
なので、陸地も温める必要があります。
【ニホンイシガメの加温飼育】バスキングライト
ニホンイシガメは陸地で体を温め、それによって代謝が促されます。
餌もよく食べて、消化も良くなるんだよ。
陸地でバスキングすると身体を乾燥させることでき、皮膚病の予防につながります。
バスキングライトの存在は重要なんですね。
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>>ライトにはライトスタンドが必須です
屋内で冬を越す場合には、紫外線ライトも必須です。
屋内は紫外線が入ってこないからね。
紫外線に当たらないと骨格異常の病気になる可能性が高まるわ。
ということで、バスキングライトとともに紫外線ライトも設置しましょう。
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>>ライトスタンドも忘れずに
【ニホンイシガメの加温飼育】温室の作成
ニホンイシガメには皮膚病への懸念から、陸地を中心に飼育するやり方があります。
▼陸地中心の飼育環境▼
陸地中心だと身体の乾燥状態を長く保てて、皮膚病の予防になるんだ。
その飼育方法がいいんですね。
ただ陸地中心だと、水中ヒーターに頼ることができない場合があります。
その場合は飼育環境全体を暖める必要があります。
バスキングライトだけじゃ、事足りないんですね。
そうですね。
その場合のオススメは温室を作ることです。
こんな感じで温室を作り中を温めると、温度が逃げないんだよ。
保温効率を上げれるってことですね。
これはいいな。
ニホンイシガメの温度管理【危険がいっぱいな夏場の温度】
続いては夏場の温度管理です。
夏は温度も高いし、そのままでいいんじゃないですか?
そのままだと温度が高くなりすぎることがあり、対策が必要です。
低い温度には強いニホンイシガメも、30℃を超える温度は危険なんですよね。
夏場の昼の室温が40℃を超えることはザラにあります。
これはニホンイシガメにとって、命の危険にもなる温度です。
【夏場の温度対策】水場中心の環境なら冷却ファンを設置する
コチラの冷却ファンで、飼育環境内に風を送り込みます。
冷却ファンは冷風を出すものではありません。
風を水場に当てると蒸発し、気過熱で温度が下がります。。
これで温度の上昇を抑えるんですね。
結構有効なので、水場中心の室内飼育なら設置をオススメします。
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【夏場の温度対策】夏場は屋外で飼育する
真夏の人のいない屋内は、温度が高くなりすぎると言いました。
だったら屋外飼育の方が風通しがいいので、それで飼育するのも一手です。
確かに、本来は屋外で生活してるんですもんね。
屋外飼育の場合、注意すべきは直射日光です。
直射日光から逃れないと、温度が高くなりすぎちゃうよ。
その環境は危険なので、むしろ日陰に飼育環境を置くようにします。
日陰でも十分な温度になるし、紫外線も十分に当てることができます。
他にも屋外飼育で注意することはありますか?
以下のようなことに注意しましょう。
- 動物に連れ去られないようにする
- 脱走できないようにする
- 雨などで水没しないようにする
これらの事故は対策することで、防ぐことができます。
十分に対策した上で、屋外飼育に取り組んで下さい。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 水場中心の生活をさせるなら水中ヒーターを設置する
- 陸地にバスキングライトを設置させる
- ニホンイシガメは皮膚病になりやすいので、身体を乾燥させる環境を作る
- 夏場の室内は温度が異常に上がるので要注意
- 冷却ファンで温度の上昇を抑える
- 夏場は屋外に出すことで、温度上昇を抑える
- 屋外の場合は『直射日光』『脱走』『外敵』『水没』に注意
>>水場メインで飼育するなら水中ヒーターが一番
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>>ライトにはライトスタンドが必須です
>>室内飼育なら紫外線ライトが必要
>>紫外線ライトにはライトスタンドが必須です
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