- 紫外線ライトの効果って?
- 爬虫類の紫外線ライト、どれがオススメ?
- 紫外線ライトの寿命と値段って?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
昼行性の爬虫類は太陽からの紫外線を浴びることで、カルシウム吸収に必要なビタミンD3の生成を行います。
逆に紫外線を浴びないと、クル病などの骨格異常の病気になるリスクが高まります。
でも…屋内飼育では紫外線は当たらないですよね。
なので紫外線ライトを使います。
この記事はそんな爬虫類飼育に必要不可欠な紫外線ライトについて、詳しく解説していく取り組みです。
この記事では、以下の3点を詳しく解説していきます。
- 紫外線ライトの効果
→UBAとUVBの違い - オススメの紫外線ライトとライトスタンド
- 紫外線ライトの使い方
→『照射時間』『照射距離』『紫外線ライトの寿命』
この記事を読むことで紫外線ライト選びの悩みがなくなり、紫外線ライトを正しく使うことができます。
爬虫類飼育に必要な紫外線ライト【その効果】
紫外線は主にUVAとUVBの2種類があります。
その2つは爬虫類にとってどんな効果があるんですか?
『UVA』は、新陳代謝などを促します
『UVB』は、骨格形成に必要なビタミンD3を合成します
自然ではこれらの紫外線を太陽から浴び、爬虫類は健康に育ちます。
太陽の光を浴びせられない飼育下では、紫外線ライトでどちらも当てないといけないんですか?
UVAはガラスを透過し、室内でも効果があるのでそこまで考えなくていいんですよね。
逆にUVBはガラスによって遮断されます。
つまり陽の光が当たる窓際でも、窓が閉まっていたら効果がないということです。
つまり飼育下では、紫外線ライトによるUVBの照射が大事ってことですね。
そうですね。
爬虫類飼育ではUVBの照射がある紫外線ライトを選びましょう。
爬虫類飼育に必要な紫外線ライト【オススメ】
でも実際、どれを使えばいいのかなぁ…
迷うなら、下の物を使って下さい。
様々な紫外線ライトがある中でよく選ばれ、コスパもいいです。
▼どんな爬虫類にも使いやすい紫外線ライトはコチラ▼
日本や熱帯雨林に生息する昼行性爬虫類には、砂漠環境の爬虫類と比べて紫外線量を必要としないので、コチラを使うといいでしょう。
アオジタトカゲはそこまで紫外線を必要としないと言われています。(全くなしではダメ)
▼強い紫外線を求める爬虫類にはコチラの紫外線ライトを▼
砂漠やサバンナに生息する昼行性の爬虫類は、強い紫外線を要求しています。
そんな爬虫類を飼育しているなら、コチラがオススメです。
乾燥した砂漠環境に生息するフトアゴヒゲトカゲ。
日頃から大量の紫外線を浴びています。
ライトをつけるにはライトスタンドが必要
紫外線ライト(電球)だけでは、使うことはできません。
ライトスタンドが入りますよね。
電源に繋がないといけないし。
そんなライトスタンドには、クリップスタンド型とドームスタンド型があります。
☆クリップスタンド型
ライトが剥き出しの状態になっている。
ケージの内部に取り付けることができ、高さが調整できる。
『取り付ける所』が無いと設置しにくい。
☆ドームスタンド型
反射板があるので、ケージ内が明るくする効果がある(※紫外線量が増えるわけではない)。
ケージの上に置くだけで設置ができる。
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爬虫類飼育に必要な紫外線ライト【使い方】
紫外線ライトの使い方の注意点ってありますか?
それは重要ですよね。
ここでは紫外線ライトの使い方を、以下の3点で解説していきます
- 紫外線ライトの照射時間
- 紫外線ライトの照射距離
- 紫外線ライトの寿命
【紫外線ライト】照射時間
1日、どのくらい照射すればいいんですか?
10時間くらいの照射がいいでしょう。
紫外線ライトの紫外線は太陽のそれと比べて当然弱く、長時間照射して問題はありません。
紫外線の当てすぎとかは大丈夫なんですか?
飼育環境の中にシェルターなどを設置すると、紫外線の過照射を防ぐことができます。
隠れる場所があると、生体が選べるってことですね。
照射時間をコントロール方法は、タイマーの使用で解決です。
確かに毎日、決まった時間に付いて消えたらいいですね。
紫外線ライトの寿命を伸ばすためにも、電気代の節約のためにも導入して損はありません。
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【紫外線ライト】照射距離
ライトからの距離で、生体に当たる紫外線量は変わります。
そうなんですね。
どれくらいの距離にすればいいんですか?
基本はケージの床から30センチの所から、紫外線ライトを照射します。
飼育ケージのレイアウトで高低をつけると、生体が距離を選べます。
時間と同様に生体が選べる環境にするといいでしょう。
▼石や流木などで環境に高低をつけている様子▼
【紫外線ライト】電球の寿命
紫外線ライトには寿命があります。
寿命が切れると明かりがつかなくなるってことですか?
そういうことではありません。
紫外線ライトは使っていると、紫外線量が徐々に減ります。
十分な紫外線量が得れなくなる寿命があるということです。
なるほど、紫外線が出てないなら、普通のライトですもんね。
先ほど紹介した紫外線ライトでは、約4000時間が寿命とされています。
1日10時間の紫外線ライトの照射だと、年間3650時間…。
およそ1年に1回ライトを交換するってことですね。
便利な紫外線チェックアイテム
紫外線ライトは、見た目で紫外線量を推し量ることができません。
人間の目では、紫外線が出てるか分かりませんもんね…
そんな時は下のカードを使って、紫外線量を測ることができます。
UVBを測定するカードで、サボテンの白い部分を紫外線に当てると紫色に変わります。
上の写真は、太陽の紫外線を当てた様子です。
しっかり紫色になってますね。
コチラの写真は、約1年使った紫外線ライトに当てた様子です。
明らかに紫色が薄いですね。
コチラの写真は、新しい紫外線ライトに当てた様子です。
色が濃くて、紫外線が出ているのが分かります。
ということでこのカードで、爬虫類に必要な紫外線(UVB)が測れることがわかってもらえたと思います。
このカードは500回は使えるということなので、持っておいて損はありません。
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まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 紫外線にはUVAとUVBがあり、昼行性の爬虫類にはUVB照射が重要
- 生体によって必要な紫外線量が違うので、それにあった紫外線ライトを用意する
- 紫外線ライトの照射時間は1日10時間
- 紫外線ライトの照射距離は30㎝くらいで、飼育環境に高低つける
- 紫外線ライトは1年で寿命がくる(→ライトからの紫外線量が少なくなる)
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