- バスキングライトの効果的な使い方って?
- バスキングライトはどれがオススメ?
- バスキングライトってどれくらい電気代がかかるの?
- バスキングライト使用の注意点は?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
昼行性の爬虫類は、太陽の光を浴び体温を上げ代謝活動を行います。
太陽光を浴びる理由には、紫外線を浴びるというものもあります。
紫外線を浴びることで、骨格形成に重要なビタミンD3を体内に生成します。
つまり太陽の光の効果は、『体温上昇』と『紫外線』があるんですね。
この記事では『体温上昇』に焦点を当て、太陽光を再現する『バスキングライト』について解説します。
その効果的で安全な使い方を深掘りしていく試みです。
この記事では以下のことを詳しく解説します。
- バスキングライトの使い方【効率・距離・時間】
- バスキングライトの使い方【電気代】
- バスキングライトの使い方【注意点】
この記事を読むことで、爬虫類飼育におけるバスキングライトの使い方が分かります。
それがわかれば、飼育レベルのUPにつながるでしょう。
読み進めて確認してみてね。
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この記事でオススメしているバスキングライトは以下のもので、コスパよく効率よく使えます。
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バスキングライトの使い方【効率・距離・時間】
バスキングライトは飼育環境の一部に当たるように、どこかにはさみ固定させます。
バスキングライトは光が集中して当たるようになり、そのスポットは高温になります。
そこで、身体を暖めるのよ。
暖まったら、スポット外へ移動するの。
これをくり返し、自分の最適な体温を保ってるんですね。
そんなバスキングライトの効果的な使い方を解説していきます。
ホットスポットを作る
光が当たるスポットに石などを置くと、そこも暖まり効果が高まります。
ベル
上と下から暖められるのよね。
こういう温度の高い場所をホットスポットと呼びます。
この効率UP方法は基本的な使い方なので、必ず実行するようにして下さい。
バスキングライトの効果は距離によって変わる
バスキングライトは距離によって、温度が変わります。
遠くなるほど温度が低くなる、ってことですね。
オススメしたバスキングライト(50W)だと…
★ライトからの距離と温度の目安☆
10㎝ 50℃
20㎝ 33℃
30㎝ 29℃
40㎝ 27℃
50㎝ 25℃
60㎝ 24℃
ホットスポットを35℃に保つなら、20センチの距離でバスキングライトを照射ます。
その距離になるようにライトを下げるやり方もありますが、ホットスポットの位置を上げライトに近づけるのもいいです。
砂漠など日差しの強い場所に生息する爬虫類は、ホットスポットをもっと高温にする必要があります。
バスキングライトも種類によって強弱があるんですよね。
砂漠環境の昼行性爬虫類の例
・フトアゴヒゲトカゲ ・トゲオアガマ ・ケズメリクガメ など
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バスキングライトの照射時間
バスキングライトはどのくらいの時間、照射すればいいですか?
基本は8時間に設定します。
照射時間が長すぎると生体が休めないので、しっかりコントロールしましょう。
でも毎日それをちゃんとするのは難しそうだなぁ…
そんな場合はタイマーを使いましょう。
初期投資はかかりますが、電気代が節約できるのでオススメです。
>>タイマーを使うならコチラがオススメ
バスキングライトと紫外線ライトが、一体となっているものってあるんですか?
あります!
それだと器具が少なく済み、管理も楽になります。
デメリットとしては…
・価格が高い ・ライトの寿命が分かりづらい
などがあります。
これらを加味して選んでみるのもいいでしょう。
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バスキングライトの使い方【電気代】
バスキングライトって電気代はどれくらいかかるんですか?
電気器具はそのワット数で、電気代が決まります。
この記事でオススメしているバスキングライトは50Wですが、それで計算してみましょう。
50Wの電気器具を、1日8時間で30日使うと電気代は436円となります。
100Wのバスキングライトならこの倍で、25Wなら半分です。
バスキングライトの使い方【注意点】
バスキングライトは高温でライトが剥き出しなので、使用には注意が必要です。
そんな注意点を3つにまとめました。
- 火傷の恐れがある
- 水に濡れると破損の恐れがある
- 火事の恐れがある
【バスキングライトの注意点】火傷
バスキングライトは点灯中、表面温度が150℃に達します。
しかも剥き出しですしね…
人が触っても火傷しますし、生体が触れても同じくです。
僕たちはいろんなところに登るから、バスキングライトにも触れちゃうんだよ。
☆★対策★☆
まずは人が触れないように注意しましょう。
飼育環境内のメンテ時に触れてしまうことがあるので、消灯しての作業をオススメします。
樹上性や壁などを登る可能性のある生体には、外部設置のバスキングライトがいいでしょう。
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【バスキングライトの注意点】破損
点灯中のバスキングライトに水がつくと、ガラスが割れることがあります。
急に冷えて、ガラスが壊れちゃうんだね。
破損したライトを触ると怪我の恐れがありますし、そのままにしていると火事の原因にもなります。
☆★対策★☆
ライトに水がつく原因でいちばん多いのは『霧吹き』の時です。
霧吹きで舞った水滴がついちゃうんですね。
よくあることですが、注意することで防げます。
消灯時に霧吹きして、その水滴がついている場合もあるので、バスキングライトの点灯時にはしっかりチェックしましょう。
【バスキングライトの注意点】火事
点灯中のバスキングライトに何かかが触れてしまうことがあります。
例えば…
飼育環境内の植物や床材だったり、保温のために使うビニールシートだったり…
それらが原因で発火し、火事になることがあるんだ…
☆★対策★☆
まずはライトに何かが触れないようにすることが一番大切です。
植物なんかを飼っている生き物が動かすこともあるから注意が必要ですね。
物を動かしそうな大きさの生き物の場合は、バスキングライトは外部につける方が安全です。
バスキングライトが落下することもあります。
それは危険ですね。
クリップスタンドのクリップが安定しているのか、定期的にチェックしましょう。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- バスキングライトの光の先に石などを置くと効率よく保温できる
- 距離によって温度が変わるので、35℃くらいになる距離を選ぶ
- 1日の照射時間は8時間、タイマーで管理すると便利
- 電気代は50Wなら1ヶ月450円くらい(1日8時間30日)
- バスキングライトの表面温度は150℃以上
- 点灯中のライトに水が当たると破損の可能性あり
- バスキングライトには何かが触れないように
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