
- パネルヒーターでどんなものを使えばいいのかな?
- 飼育環境が十分に温まるのかな?
- どういうふうに使えばいいのかな?
- パネルヒーターってどれくらい電気代がかかるの?

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
爬虫類を冬季に加温飼育するなら、パネルヒーターの存在は重要です。

基本的な保温器具ですよね。

だからこそ、色んなものがあります。
この記事では、その中でのオススメとその使い方を紹介します。
パネルヒーターを、正しく安心して使ってもらうための取り組みです。
この記事では、以下の点を詳しく解説します。
- パネルヒーターの基本的な使い方
→『設置』『温度勾配』『メンテ』『併用』 - パネルヒーターの電気代を詳しく試算
→W(ワット)数から割り出す - パネルヒーターは温室を作ることで効率的になる
- オススメのパネルヒーター3選
『レプタイルヒート』『ピタリ適温プラス』『パネルウォーマー』
この記事を読むことで、パネルヒーターの使い方の全てがわかり、どれを使用したらいいかもわかります。

読み進めて確認してみて下さい。
爬虫類用のパネルヒーターの使い方【基本・電気代・応用編】


オススメに入る前に、パネルヒーターの使い方を解説します。

確かに知っておきたいですね。
パネルヒーターの基本的な使い方
パネルヒーターは、飼育ケージの底面の外側に置いて使用します。

地上棲の私たちには、お腹から暖めてもらえて快適だわ。

置くだけで簡単なのですが、いくつか注意点がありますので押さえましょう。
パネルヒーターはケージの床面から少し離して使用する


パネルヒーターの表面温度は30〜50℃で、触れても火傷するような温度ではありません。
ただ万が一に備えて、直接触れるのは避けたほうが安全です。

保温器具はやっぱり、火事が気になりますもんね。
暖まらないのが気になるなら、床材を薄めに敷くなどの工夫がいいでしょう。
パネルヒーターは全面に引かずに温度勾配をつける


パネルヒーターを床面全体に敷くと、爬虫類が高温から逃げれなくなる場合があります。

選べるようにできると助かるんだよね。


爬虫類は変温動物で、環境の温度に影響を受けます。
こうした温度勾配をつけるのは、変温動物に対する優しさですね。

自然でも温度の高い所と低い所を、行ったり来たりしてるしね。
パネルヒーターの状態の定期チェック
パネルヒーターは大体、昼夜問わず稼働させます。

どんなメーカーの物も安全に作られてはいますが、そこは保温器具です。
定期的なチェックは怠らないようにしましょう。

そうですよね。

具体的には1日1回のチェックです。
触ってみて温度が高くなりすぎ(逆に低すぎも)ていないか、設置面に問題はないかを確認しましょう。
パネルヒーターは他の保温器具と併用する
パネルヒーターだけでは、十分な保温効果が期待できません。

パネルヒーターの上部の面は十分に暖めることができますが、ケージ内の空気は冷たいままです。

電気カーペットはあるけど、布団はないって感じかな。

なので他の保温器具との併用がオススメです。
一番の相棒は『暖突』ですね。
▼上部に設置する『暖突』▼


パネルヒーターとは逆で、飼育環境の上部から遠赤外線で暖めます。

上から下から暖まって快適!

相性のいい組み合わせなんですね。
パネルヒーターの電気代を試算

パネルヒーターの電気代って気になる…
電気代はW(ワット)数から割り出せます。

電気代は電力会社によって違いがあり、東京電力の場合は『1kWでの1時間の電気代は36,4円』です。※2025年7月現在
10Wの電気機器だと、0,364円(1時間)ですね。

明確なんですね。

パネルヒーターのW数は種類で違いますが、5〜30Wです。
20Wと仮定して考えていきましょう。
20Wだと、1時間の電気代が0,364円(10W)✖️2で、0,728円です。
パネルヒーターは終日稼働なので、24時間で17,472円で、1ヶ月(30日)で524,16円です。

なるほど。
温度が低い時期の半年間稼働なら、3000円くらいってことですね。

電気代試算のサイトを貼り付けておきます。
各電力会社やW数、使用期間を入れるとすぐに割り出してくれます。
【使い方応用編】温室を作る
パネルヒーターは、それだけでは温度上昇に不十分という話をしました。

ベースの温度が上がるといいんだけどなぁ。

そのための秘策は『温室の製作』です。
温室を作ることで、温もりを逃さず温度を保てます。



温室は温度を保つためだけでなく、冬場の低湿度問題にも有効です。
結構重要です。検討してみて下さい。
爬虫類用パネルヒーターのオススメ3選

使い方が理解できたので、オススメのパネルヒーターを紹介します。

使いやすくて手に入れやすい3種類になります。
【ジェックス】レプタイルヒートシリーズ

☆特徴☆
- 表面温度45℃±5℃
- コードの向きがどちらでもOKのリバーシブル
- 均熱アルミ採用で効率よく暖める
- トラッキング防止プラグ・通電遮断機能(電流ヒューズ)採用で安心
☆レプタイルヒートXS☆
消費電力6W相当(月の電気代約157円)
大きさ:14,5㎝✖️16㎝(プラケース・小型水槽にオススメ)
>>レプタイルヒートXSサイズはコチラから
☆レプタイルヒートS☆
消費電力16W相当(月の電気代約419円)
大きさ:22,5㎝✖️23㎝(小型水槽・小型ケージにオススメ)
>>レプタイルヒートSサイズはコチラから
☆レプタイルヒートM☆
消費電力20W相当(月の電気代約524円)
大きさ:30,5㎝✖️23㎝(60㎝サイズ水槽・ケージにオススメ)
>>レプタイルヒートMサイズはコチラから
☆レプタイルヒートL☆
消費電力24W相当(月の電気代約628円)
大きさ:30,5㎝✖️36,5㎝(大型専用ケージにオススメ)
>>レプタイルヒートLサイズはコチラから
☆レプタイルヒートロング☆
消費電力20W相当(月の電気代約524円)
大きさ:14,5㎝✖️59,5㎝(複数の小型ケージへの使用がオススメ)
>>レプタイルヒートロングはコチラから
【みどり商会】ピタリ適温プラスシリーズ

☆特徴☆
- 表面温度48℃±5℃(4号のみ45℃±5℃)
- 自動調整機能で、環境温度に合わせる
- 防水仕様ではないので、ケージ内での使用はできない
- 3年程度での交換がオススメ
- 購入後1年間の保証期間
- スイッチ無しで、電源作動
☆ピタリ適温プラス1号☆
消費電力4W相当(月の電気代約104円)
大きさ:18㎝✖️15㎝(プラケース・小型水槽にオススメ)
>>ピタリ適温プラス1号はコチラから
☆ピタリ適温プラス2号☆
消費電力8W相当(月の電気代約208円)
大きさ:22㎝✖️22㎝(小型水槽・小型ケージにオススメ)
>>ピタリ適温プラス2号はコチラから
☆ピタリ適温プラス3号☆
消費電力15W相当(月の電気代約393円)
大きさ:42㎝✖️22㎝(60㎝サイズ水槽・ケージにオススメ)
>>ピタリ適温プラス3号はコチラから
☆ピタリ適温プラス4号☆
消費電力20W相当(月の電気代約524円)
大きさ:55㎝✖️25㎝(大型専用ケージ、複数ケージにオススメ)
>>ピタリ適温プラス4号はコチラから
【SANKO】パネルウォーマーシリーズ

☆特徴☆
- 表面温度25℃〜45℃(可変式)
- 温度調整がツマミで可能
- ケージに密着して使用可能
- 上下に熱が出るので、下部には断熱材を敷いて効率アップ
- 水がかかったり高湿度に注意
☆パネルウォーマー8W☆
消費電力8W相当(月の電気代約208円)
大きさ:16㎝✖️16㎝(プラケース、小型ケージにオススメ)
>>パネルウォーマー8Wはコチラ
☆パネルウォーマー14W☆
消費電力14W相当(月の電気代約367円)
大きさ:15,6㎝✖️24㎝(小・中型ケージにオススメ)
>>パネルウォーマー14Wはコチラ
☆パネルウォーマー16W☆
消費電力16W相当(月の電気代約419円)
大きさ:24㎝✖️24㎝(小・中型ケージにオススメ)
>>パネルウォーマー16Wはコチラ
☆パネルウォーマー32W☆
消費電力32W相当(月の電気代約839円)
大きさ:24㎝✖️48㎝(大型専用ケージ、複数ケージにオススメ)
>>パネルウォーマー32Wはコチラ
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- パネルヒーターはケージにピッタリつかないようにする
- 温度勾配をつけて生体に温度を選べるようにする
- 保温器具は併用がオススメ
- 事故がないように1日1回、正常稼働してるかチェックする
- >>W数からの電気代試算ならコチラのサイトから
- 保温効率と湿度対策のために温室の製作がオススメ
▼この記事で紹介したオススメのパネルヒーターはコチラ▼
☆レプタイルヒートシリーズ☆
☆ピタリ適温プラスシリーズ☆
☆パネルウォーマーシリーズ☆
▼くま村長のYouTubeコンテンツはコチラ▼
コメント