- アオダイショウとシマヘビの違いって?
- アオダイショウとシマヘビってどんな特徴があるの?
- アオダイショウとシマヘビ、どっちが飼いやすい?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
アオダイシショウとシマヘビは、飼育できる日本のヘビの中では身近な2種です。
よく聞く2種類ですもんね。
でもどんな違いがあるんだろう?
ということでこの記事では、アオダイショウとシマヘビの違いを様々な角度から解説します。
飼育の為の基本的な情報を共有する試みです。
この記事では以下の3つの項目を深掘りして解説しています。
- アオダイショウとシマヘビの見た目の違い
『体色』『瞳』『突然変異』 - アオダイショウとシマヘビの大きさの違い
- アオダイショウとシマヘビの生態の違い
『住んでいる場所』『食性』『性格』
この記事を読むことで、アオダイショウとシマヘビの違いが明確にわかります。
それは飼育や採集、観察などの助けとなります。
読み進めて確認してみてね。
アオダイショウとシマヘビの違いを3点で徹底解説
それでは3つの違いについて考えていきましょう。
【アオダイショウとシマヘビの違い】見た目
まずは両者の見た目の違いを、画像で解説します。
上の写真はアオダイショウ、体色はくすんだ緑色です。
個体差が結構あって、北海道のアオダイショウは青みが強かったりんだ。
身体に4本の縞が入りますが、これから紹介するシマヘビほどはっきり表れません。
対してシマヘビの体色は淡黄色です。
そして4本の縞がはっきり表れます。
これがシマヘビの名前の由来だぜ。
ただ、個体によっては縞柄がないものもいるんだ。
両者には『突然変異個体』と呼ばれる、通常とは全く体色の異なるものがいます。
▼アオダイショウのアルビノ個体▼
▼カラスヘビと呼ばれるシマヘビの黒化個体▼
遺伝子の突然変異で生まれるのですが、両者とも定着していてそれなりに数がいます。
続いて特徴的なのがその瞳です。
私たちは瞳孔がまん丸!
可愛いイメージでしょ。
オレたちは白目が赤くて、瞳孔が楕円形なんだぜ!
性格が強そうに見えますね。
実際にシマヘビの方が性格が荒く、噛むことも多いです。
【アオダイショウとシマヘビの違い】大きさ
アオダイショウの大きさは100㎝〜200㎝ほどで、オスの方が大きくなります。
本土では最大のヘビなんだよ。
巨大化するのはメスの方が多いって言われてるの。
対してシマヘビは、80㎝〜200㎝です。
伊豆諸島祇苗島のシマヘビは『食料豊富で天敵も少ない』ため大型化し、2mになる個体もいます。
逆に北海道の個体は小さくて、80㎝くらいにしかならないんだぜ。
そんな大きなシマヘビもいますが、平均的にはアオダイショウより一回り小さいです。
【アオダイショウとシマヘビの違い】生態
続いてはアオダイショウの生態の違い、を3つ挙げます。
住んでる場所の違い
両者とも森林や田畑などに住んでいます。
俺たちは地表性が強いんだぜ。
私たちも地表も這い回るけど、木に登るのも得意なの。
アオダイショウはネズミや鳥を食べるので、人家近くにも現れます。
シマヘビも食性は広いが、カエルのいる農地にいることが多いです。
食べ物の違い
両者とも小型の哺乳類や鳥類、そしてトカゲやカエルや魚類、さらにはヘビ類も食べています。
先ほどもいった通り、アオダイショウは成長するとネズミや鳥類を好むようになります。
害獣を食べるってことで、農家では重宝されたんだよ。
とにかく好みの違いはあっても、基本的には食べ物はほとんど同じなんですね。
性格の違い
僕たちはシマヘビと比べて、おとなしく人も怖がらないよ。
人がいるところに生息しているからかな?
ただ、人間にいじめられた個体は臆病になり攻撃的なこともあるの。
個体差があるってことね。
俺たちは神経質で攻撃的だぜ。
必要以上に近づくと、確実に攻撃体制に入るんだ。
毒はありませんが、噛まれると結構痛いし、細菌に感染する恐れもあります。
まとめ
☆この記事で話したこと☆
- アオダイショウは青緑色でシマヘビは淡黄色
- アオダイショウの瞳の動向は丸く、島へびは楕円形
- アオダイショウの方がシマヘビより平均的に大きい
- 同じような場所で同じような食性をもつ
- アオダイショウよりシマヘビが攻撃的
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