アオダイショウの温度管理【冬場と夏場の両方を徹底解説】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

ただ飼育下の温度状況は自然とは違うので、やはり温度管理が必要となってきます。
この記事はアオダイショウの飼育温度の管理方法について、詳しく解説していく取り組みです。

飼育下での冬眠は、技術がいるし生体への危険が伴います。
なので飼育下では、冬眠をさせないで飼育するのが一般的です。

爬虫類用の保温器具はたくさんありますが、その中でもアオダイショウに適したオススメをご紹介します。
以下のどれかを使う、もしくは併用してみて下さい。

暖突をベースとして、他の保温器具を併用するのが理想です。

パネルヒーターは、飼育環境の一部を温めます。
飼育環境に温度差（温度勾配）がつくのもポイントです。

飼育ケース内の設置だと登って火傷するので、外から照射するようにして使います。

特に日中の室内の温度上昇は凄まじく、そのままだとアオダイショウが危険です。

ということで、ここでは重要な夏場の温度対策についてお話ししていきます。

風通しの悪い室内は温度が急上昇しますが、逆に外の日陰は風通しがよく涼しいものです。

アオダイショウが絶対に脱走できない飼育環境なら、一時的に外で飼育するのもいいでしょう。

環境が整えば、日本産のアオダイショウを屋外で飼育するのは効率的です。

室内でもポイントは風通しで、飼育環境の空気循環が大切です。
そんな風通し・冷却対策を4つ解説します。

これで湿度の急激な上昇も防げます。
爬虫類を飼育している部屋には、一台は置いておきたいアイテムです。

ファンの風を飲み水に当てることで水を蒸発させ、気化熱で温度を下げることもできます。

サーキュレーターも冷却ファンも、そのもので温度を下げるわけではありません。

氷から出る冷たい空気を循環させると、温度を下げることができます。

古典的なやり方ですが、案外効果があります。
氷はこまめに交換してみて下さい。

アオダイショウを含め飼育している生き物が多いなら、エアコンを設置することで全体的なコストを抑えることもできます。