日本にいるヒキガエルの種類と見分ける方法【18枚の画像でわかりやすく解説】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

すなわち…
ニホンヒキガエル
アズマヒキガエル
ナガレヒキガエル
ミヤコヒキガエル
オオヒキガエル（外来種）

の5種類です。

ということでこの記事では、この5種類の生態とその見分け方を解説していきます。
ヒキガエルをより身近に感じてもらう試みです。

それでは早速、日本にいる5種類のヒキガエルを詳しく解説していきます。

主に農耕地や森林などに生息し、公園や民家周辺にも生息します。

違いが表れるのは『鼓膜』です。
下の写真を見て下さい。
アズマヒキガエルと比べると、鼓膜が小さくなります。

目から鼓膜までの距離が、鼓膜の直径とほぼ同じです。
これにより、アズマヒキガエルとの比較が無くても見分けることができます。

他にも身体の表面に出るイボが小さめという特徴もあります。
これもアズマヒキガエルと比較すると…という話なのですが。

主に東日本にいますが、ニホンヒキガエルと生息地域が重なっている所もあります。

ニホンヒキガエルと比べて、鼓膜が大きいということがわかります。

鼓膜が大きいので、目からの距離が狭くなります。
これで、ニホンヒキガエルと見分けることができます。

そして身体の表面に出るイボが大きめです。

他のヒキガエルと比べて数が少なく、希少性が高いキガエルでもあります。

見分け方はこれまた『鼓膜』です。
ナガレヒキガエルは鼓膜が小さく不明瞭です。

宮古島にいる固有種は、条例により採取禁止になっています。
市場に出回っているのは主に大東諸島の人為移入された個体です。

見分け方は大きさ、最大で22センチになります。
目の周りに骨質の隆起があり、一目見てオオヒキガエルだと分かります。

先ほども言ったとおり特定外来種にも指定されているので、見つけても触らないようにしましょう。