- 爬虫類を飼育したいけど、どれが飼いやすいの?
- 飼育してかわいい爬虫類を知りたい
- 人気の爬虫類の価格が知りたい
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
爬虫・両生類は生き物飼育の中でも人気です。
エキゾチックアニマルとして、老若男女問わずに多くのファンがいます。
そんな中でも飼いやすくて、魅力的でかわいい爬虫・両生類を選びたいですよね。
ということでこの記事では、初心者でも飼育しやすく魅力的な生態の爬虫・両生類を9種選んでみました。
爬虫・両生類の魅力をもっと知ってもらう試みです。
この記事では選んだ9爬虫・両生類の以下の項目を、5段階で評価しています。
- 生体の価格
→ショップで売られている価格の目安(※くま村長調べ) - 飼育にかかるコスト
→初期費用と日々の飼育にかかるコスト - 餌の管理
→餌の調達と管理のしやすさ - 飼育スペース
→生体を健康に飼育するのに必要なスペース - 飼育の手間(総合難易度)
→日々のお世話の手間
これらを『くま村長なり』に5段階評価していきます。
(例)★★★☆☆
→★が多いほど、飼育の難易度が高くなります。
この記事を読むことで、爬虫・両生類飼育がイメージできるとともに、自分の好みに合った成体選びの参考になります。
読み進めて確認してみて下さい。
【飼いやすくてかわいい爬虫類】トカゲ編
まずはトカゲです。
トカゲは恐竜を思わせる見た目で、爬虫類らしさを感じることができます。
ここでは3種、紹介します。
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)
☆基本情報★
生息地:アフガニスタン・インド・パキスタン
体長:オス11㎝〜15,8㎝ メス10,9㎝〜12,7㎝
- 生体の価格★★☆☆☆
→5000円〜希少モルフになると10万円を超えるものもいる - 飼育にかかるコスト★★☆☆☆
→夜行性なのでライト類が要らない、冬季は保温の必要有り - 餌の管理★★☆☆☆
→肉食だが人工・冷凍餌に餌付く - 飼育スペース★☆☆☆☆
→小さなスペースで飼育可能 - 総合★★☆☆☆
→人気種で飼育方法が確立されているので、初心者でも安心して飼育できる
飼育してみての感想
攻撃性が少なくハンドリングも簡単、瞳が印象的で猫みたいな可愛さがあります。
女性にも人気が高いのよ。
ポイントは人工飼料に餌付けることです。
これができたら飼育難易度、コストが一気に下がります。
▼思わず落ちちゃうかわいいレオパ▼
☆レオパ飼育にオススメのアイテム☆
レオパの飼育ケースはレプタイルボックスがオススメ!
クリアで観察もしやすく、大きさもレオパにぴったり!
フトアゴヒゲトカゲ
☆基本情報★
生息地:オーストラリア
体長:最大49㎝
- 生体の価格★★★☆☆
→8000円〜ノーマルでこの値段 - 飼育にかかるコスト★★★★★
→強い紫外線ライトと保温器具が必要、そして大きな飼育スペースが必須 - 餌の管理★★★★☆
→幼体は肉食傾向が強く、成長に従って雑食傾向が強くなる - 飼育スペース★★★★★
→成体になると最低でも90センチ幅の飼育ケージが必要 - 総合★★★☆☆
→飼育の手間はかかるが、トカゲ飼育の醍醐味に溢れている
飼育をしてみての感想
ペットショップで小さくても、よく餌を食べ一気に大きくなります。
半年くらいで結構な重量感になるよ。
温度の低下、紫外線量の不足ですぐ体調を崩すので、夏場は安全を確保した上で屋外での日光浴がオススメです。
僕たちは砂漠出身だからね。
☆フトアゴヒゲトカゲ飼育にオススメのアイテム☆
フトアゴヒゲトカゲの飼育には強い紫外線照射が必須、ライトスタンドと一体となったコチラがオススメです。
ニホントカゲ
☆基本情報★
生息地:日本
体長:全長16㎝〜25㎝
- 生体の価格★☆☆☆☆
→2000円〜ペットショップではほぼ出回らないが自然で採集できる - 飼育にかかるコスト★★☆☆☆
→屋外飼育にすれば、保温・ライト類は必要ない - 餌の管理★★★☆☆
→肉食だが、根気よく頑張れば人工・冷凍餌に餌付く - 飼育スペース★★☆☆☆
→単独なら大きめのプラケースで飼育可能 - 総合★★☆☆☆
→日本らしい素朴な魅力のトカゲ、
飼育してみての感想
カナヘビとともに身近に見られるトカゲで、住宅周辺にいるので捕獲もしやすいでしょう。
テリトリー意識が強いから、オス同士を同居はやめといた方がいいよ。
潜れる環境を作ることで、落ち着きます。
長期飼育すると、慣れやすくかわいい一面を見せてくれます。
▼水入れの下で眠るかわいいニホントカゲ▼
☆ニホントカゲ飼育にオススメのアイテム☆
潜る性質のニホントカゲには、床材は必須!
そんな時は保湿効果に優れ、消臭効果が嬉しいデザートソイルが最適!
【飼いやすくでかわいい爬虫類】カメ編
続いてはカメです。
カメは古くからペットとして飼育され、我々にとって身近な爬虫類と言えます。
のろまの印象がありますが結構活発で、長寿の生き物です。
ここでは、2種紹介します。
ニホンイシガメ
☆基本情報★
生息地:日本
体長:最大甲長21㎝(オスの方が小さく最大14㎝ほど)
- 生体の価格★☆☆☆☆
→3000円〜繁殖個体が多く出回っている - 飼育にかかるコスト★★☆☆☆
→通年屋外で飼育できる。室内飼育ならライト・保温器具が必要 - 餌の管理★☆☆☆☆
→カメの餌を主食に、色んな餌を与える。とにかくよく食べる。 - 飼育スペース★★★☆☆
→カメは運動量が多いので、大きなスペースが必要 - 総合★★☆☆☆
→屋外飼育が出来れば、コストは抑えられる
飼育をしてみての感想
日本の固有種ですが、野生個体が減っているので、採集より購入がオススメです。
繁殖個体の方が人に慣れていて飼いやすいんですよね。
僕たちは皮膚が弱いから、陸地メインの飼育環境にするといいよ。
▼陸地で餌を食べるかわいいニホンイシガメ▼
☆ニホンイシガメ飼育にオススメのアイテム☆
カメの餌はやっぱりカメプロス!
たくさん食べるので、まとめて買っておくとお得!
ヘルマンリクガメ
☆基本情報★
生息地:ヨーロッパ地中海周辺
体長:最大甲長35㎝
- 生体の価格★★★☆☆
→10000円〜産地によって値段が違う - 飼育にかかるコスト★★★★☆
→強い紫外線ライトと保温器具が必要 - 餌の管理★★☆☆☆
→野菜をメインに与える、とにかくよく食べる - 飼育スペース★★★★★
→成体になると90センチ幅の飼育ケージが必要 - 総合★★★☆☆
→30年以上生きる、生涯のペットとして最適
飼育をしてみた感想
丈夫で餌もよく食べ、そこまで大型にもならないリクガメの入門種と言えるカメです。
やっぱりリクガメって憧れがありますよね。
飼育環境を整えてくれたら、長いパートナーになれるんだよ。
▼イチゴを食べるかわいいヘルマンリクガメ▼
☆ヘルマンリクガメ飼育にオススメのアイテム★
上部から生体を暖める暖突。
加温飼育の定番のアイテムです。
【飼いやすくてかわいい爬虫類】ヘビ編
続いてはヘビです。
すべての生き物の中でも独特の見た目と生態なのが、ヘビです。
その唯一無二さに多くのファンがいます。
ヘビ飼育の一番のポイントは『餌となるマウスの確保』です。
冷凍マウスを管理が飼育の前提になりますよね。
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ここでは3種紹介します。
コーンスネーク
☆基本情報★
生息地:アメリカ合衆国南東部
体長:全長90㎝〜120㎝
- 生体の価格★★☆☆☆
→5000円〜ノーマルでこの値段、たくさんのモルフがいる - 飼育にかかるコスト★★☆☆☆
→ライトはいらないが保温器具はあったほうがいい - 餌の管理★★☆☆☆
→マウスが確保できたらそれだけでOK - 飼育スペース★★☆☆☆
→そこまで大きくならないので、プラケースでのなんとか飼育できる - 総合★☆☆☆☆
→繁殖個体はよく慣れて、ハンドリングも簡単
飼育して思うこと
流通している個体は繁殖されたもので、非常に餌喰いがよく飼いやすいヘビの入門種と言えます。
よく食べるってのがいいですよね。
ヘビは拒食が一番大変だから。
よく食べよくフンをするので、こまめに飼育環境を掃除してね。
コーンスネークのフンは匂いがキツいです。
飼育環境の不衛生が拒食につながることがあるので、注意が必要です。
▼はむはむするかわいいコーンスネーク▼
☆コーンスネーク飼育にオススメのアイテム☆
蓋がしっかりついて使いやすいプラケースが、コーンスネーク飼育にはオススメ!
その中でも大きめのものがコチラです。
アオダイショウ
☆基本情報★
生息地:日本
体長:最大200㎝
- 生体の価格★★☆☆☆
→5000円〜最近はアオダイショウも色んなパターンが販売されている - 飼育にかかるコスト★★☆☆☆
→通年無加温、ライトなしで飼育可能(冬場は注意が必要) - 餌の管理★★★☆☆
→150㎝を超えるサイズになればラットが必要 - 飼育スペース★★★☆☆
→横幅60㎝は最低でも必要になる - 総合★★★☆☆
→野生のものは臆病で攻撃的な個体もいる
飼育してみての感想
コーンスネークと比べて野生的な性格をしている個体が多いです。
基本的には野生採集個体が多いですもんね。
最近は繁殖個体もたくさん出回ってきたの。
海外でも人気の高く、繁殖も盛んに行われどんどん飼いやすくなっているのがアオダイショウです。
▼水入れから様子を伺うかわいいアオダイショウ▼
☆アオダイショウ飼育にオススメのアイテム☆
アオダイショウには下から身体を温めるパネルヒーターがオススメ!
体温上昇は代謝を良くし、餌喰いを良くします。
ボールパイソン
☆基本情報★
生息地:アフリカ大陸中部から西部にかけて
体長:最大200㎝(長さ以上に重さがある)
- 生体の価格★★★☆☆
→8000円〜ノーマルでこの値段、希少モルフは非常に高額 - 飼育にかかるコスト★★★★☆
→寒さに弱いので保温設備を完璧に - 餌の管理★★★☆☆
→1mを超えるとラットが主食 - 飼育スペース★★★★☆
→パワーもあるので専用ケージがあったほうがいい - 総合★★★☆☆
→ニシキヘビの迫力があるが、大人しい性格で飼いやすい魅力的なヘビ
飼育してみての感想
大蛇の雰囲気を醸し出す小型のニシキヘビ。
熱狂的なファンがいるヘビです。
たくさんのモルフ(品種)があって、選ぶ楽しさもありますよね。
お腹を空かせていると飛びつくこともあるから、顔の前に手は出さないようにね。
▼ゴクゴク水を飲むかわいいボールパイソン▼
☆ボールパイソン飼育のオススメアイテム☆
ボールパイソン飼育の床材には保湿力が高いヤシガラがオススメ。
消臭力が高いのもポイントです。
【飼いやすくてかわいい爬虫・両生類】両生類編
続いては両生類です。
成長の過程で変体する生き物です。
蛇と同様に独特な生態が魅力的です。
ここでは1種紹介します。
ミヤコヒキガエル
☆基本情報★
生息地:宮古諸島(流通しているのは大東諸島のもの)
体長:5,6㎝〜10,2㎝
- 生体の価格★☆☆☆☆
→2000円〜個体数が多くお得に手に入る - 飼育にかかるコスト★☆☆☆☆
→小スペースかつ寒さにも強い(真冬は加温) - 餌の管理★☆☆☆☆
→人工飼料に餌付くと、さらにコスパがいい - 飼育スペース★☆☆☆☆
→30㎝幅の大きさがあれば十分 - 総合★☆☆☆☆
→鳴くこともないので、飼育はしやすい
飼育してみての感想
ミヤコヒキガエルの飼育には、特別な設備がほとんど必要ありません。
なので飼いやすい両生類だと言えます。
表情豊かでかわいいですよね。
体内に毒を持っているんだ。
よっぽどじゃないと毒は出さないけど、触ったら必ず手は洗ってね。
▼餌を食べる姿がかわいいミヤコヒキガエル▼
☆ ミヤコヒキガエル飼育にオススメのアイテム★
関連
☆この記事で紹介した爬虫・両生類☆
- レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)★★☆☆☆
小さなスペースでも飼育できる人気種 - フトアゴヒゲトカゲ★★★☆☆
広いスペースと強い紫外線が必要だが、トカゲの醍醐味を味わえる - ニホントカゲ★★☆☆☆
かわいい顔をした日本の固有種 - ニホンイシガメ★★☆☆☆
日本らしい素朴なカメだが、結構活発 - ヘルマンリクガメ★★★☆☆
30年生きる生涯の友となる魅力的なリクガメ - コーンスネーク★☆☆☆☆
よく慣れて餌喰いもいいヘビの入門種 - アオダイショウ★★★☆☆
野生味あふれる日本固有種のヘビ、流通量が増えている - ボールパイソン★★★☆☆
ニシキヘビの迫力を備えた大人気種 - ミヤコヒキガエル★☆☆☆☆
鳴かず小さなスペースで飼える、表情豊かなカエル
▼この記事で紹介したオススメアイテム▼
>>レオパ飼育のケースはレプタイルボックスが使いやすい
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>>水棲カメの餌に関してはまずはコチラから
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