- アオダイショウのオスメスの判別方法を知りたい
- 飼っているアオダイショウの性別はどっちだろう?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
どんな生き物でも飼育するならその性別は知りたいものです。
でもアオダイショウって、オスメス判別が難しそう…
そうなんですよね。
アオダイショウは見た目にほぼ性差がなく、判別は難しいです。
この記事は、そんなアオダイショウのオスメス判別方法をできる限りわかりやすく解説していく試みです。
この記事では、以下の4つのオスメス判別方法を解説していきます。
- 最大体長の大きさで判別する【オスメス判別度:低】
- 尻尾の太さで判別する【オスメス判別度:中】
- ホッピングで判別する【オスメス判別度:高】
- プローブで判別する【オスメス判別度:高】
この記事を読むとアオダイショウのオスメス判別方法が分かり、それを駆使することで特定できる可能性が高まります。
読み進めて確認してみてね。
【画像】アオダイショウのオスメスを判別する4つの方法
それでは4つの方法を順番に、画像を交えて解説します。
アオダイショウには様々な個性があります。
これから紹介する方法は100%判別できるものではない、これを前提に読み進めてみて下さい。
『最大体長の大きさ』でオスメスを判別する
アオダイショウの最大体長は100㎝〜200㎝で、オスの方が平均的に大きくなります。
でも、これでは幼蛇の頃はわからないってことですよね。
そうですね。
しかも大型の個体はメスの方が多く、最大体長だけでは確実には判別できないんですよね。
そうかぁ。
微妙なんですね。
ただ総合的に判断する場合に役に立つので、知っておいて損はない知識です。
『総排泄膣からの尻尾の太さ』でオスメスを判別する
まずは総排泄膣の位置を確認します。
この総排泄膣までが『お腹』で、そこから先が『尻尾』なの。
腹部側は鱗が1枚で、尻尾側になると鱗が2枚なんだよ。
総排泄膣の位置はオスメス判別に重要なので、しっかり押さえましょう。
しっかり分かりました!
オスは総排泄膣から尻尾側に生殖器があります。
その特徴から、オスは尻尾が緩やかに細くなるのに対して、メスは比較的急に細くなります。
▼緩やかに細くなるオスの様子▼
▼比較的急に細くなるメスの様子▼
確かにそうですね。
ただあくまで傾向であり、身体の大きさでも左右されるので、確実な見分け方ではありません。
しかも比較しないとわからないような気がしますね。
『ポッピング』でオスメスを判別する
続いてはポッピングで、これは指で生殖器を押し上げて確認する方法です。
なんだか難しそう…
身体が小さいほうが生殖器を出しやすく、幼蛇向けの判別方法です。
▼オスの生殖器▼
写真では片側しか出てきませんが、オスの生殖器は2対あります。
これが出てきたら、オス確定です。
▼メスをポッピングした様子▼
メスは生殖器が出てきません。
ただ、オスで出せてない場合があるので、メスの場合は確実ではありません。
力を入れすぎるとアオダイショウが骨折する恐れもあります。
絶対に無理しないでね。
『セックスプローブ』でオスメスを判別する
☆セックスプローブ★
ヘビの雌雄を判別するために使う器具。
総排泄膣から尻尾の方向に向かって入れます。
★オス=鱗10枚〜15枚くらいまでプローブが入る
☆メス=鱗1枚〜3枚くらいまでプローブが入る
体内に入れるってドキドキしますね。
慎重にしてね。
ということで実際にやってみます。
まずはオスからです。
意外なくらいスーッと入っていきます。
結構簡単にコツを掴めます。
続いてはメスです。
これだけしか入りません。
入れてすぐに壁に当たる感じです。
明らかにオスの方が入るんですね。
これはわかりやすい。
まだ小さなアオダイショウの場合、そもそも入る長さが短いので判別は難しめです。
幼蛇は総排泄膣内が傷つきやすいのでやらないほうがいいよ。
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まとめと関連
☆アオダイショウのオスメス判別方法☆
- 最大体長は平均的にオスが大きいが、大型の個体はメスが多い
- オスは総排泄膣から尻尾が緩やかに細くなり、メスは比較的急に細くなる
- ポッピングとは生殖器を外に押し出す方法、幼蛇が判別しやすい
- オスはプローブがかなり奥まで入る
これらの見分け方と方法を総合して、オスメスを判別するといいでしょう。
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