- アオダイショウとコーンスネークの生態の違いって?
- アオダイショウとコーンスネーク、どっちが飼いやすい?
- アオダイショウとコーンスネークの価格の違いは?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
コーンスネークといえば、アオダイショウと同じナミヘビ科に属するヘビです。
ペットショップでよく販売されている、ポピュラーなヘビですよね。
この記事ではそんな、コーンスネークとアオダイショウの違いを解説します。
両者の魅力を再確認してもらう取り組みです。
この記事では、以下6点の違いを詳しく解説しています。
- 色の違い
- 柄の違い
- 大きさの違い
- 生体の違い
『生息場所』『活動期間』『食性』 - 飼いやすさの違い
- 価格の違い
この記事を読むと、アオダイショウとコーンスネークの違いが明確にわかります。
ヘビの飼育を考える時の参考になるはずです。
読み進めて確認してみてね。
アオダイショウとコーンスネークの違い
それではアオダイショウとコーンスネークとの違いを、詳しく解説していきましょう。
【アオダイショウとコーンスネークの違い】色
コーンスネークは別名アカダイショウと呼ばれ、基本的に赤っぽい色をしています。
アオダイショウとは同じナミヘビ科で生態もよく似ているので、対比で呼ばれているんですね。
▼コーンスネークのノーマル個体▼
確かに見た目の印象は赤ですね。
たくさんのモルフがありいろんな色のコーンスネークがいるけど、これがベースね。
モルフとは、ノーマルとは違う色柄を持ち確立された品種。
▼アオダイショウの体色▼
対して僕たちは青っぽい色をしています。
青というより、くすんだ緑って感じの色ですね。
北海道に生息するアオダイショウは青みが強く、エゾブルーと呼ばれたりします。
アオダイショウには白蛇と呼ばれるアルビノ個体もいます。
岩国の白蛇で有名ですよね。
アルビノとはメラニン色素が欠乏している個体を指します。
コーンスネークも様々な個体(モルフ)が生み出されています。
▼赤みの薄いゴーストと呼ばれるコーンスネーク▼
【アオダイショウとコーンスネークの違い】柄
僕たちは身体に4本の縦縞があるよ。
▼コーンスネークの身体の柄▼
私たちは斑紋があるんだよ。
これが基本だよ。
▼アオダイショウの幼体▼
私たちも幼体の頃は斑紋があるのよ。
アオダイショウも個体によっては、縞模様が入らないものもいます。
そしてコーンスネークも、モルフによって柄も色々です。
▼斑紋が不明瞭なコーンスネーク▼
【アオダイショウとコーンスネークの違い】大きさ
☆アオダイショウの大きさ☆
アオダイショウは全長100〜200㎝。
全長の平均はオスの方が大きいんだよ。
2mくらいになる大きな個体はメスの方が多いの。
★コーンスネークの大きさ★
アオダイショウは全長90〜120㎝。
最大183㎝の個体もいるんだよ。
見た目はアオダイショウの方が大きくなります。
重さもあるので、迫力があるのもアオダイショウです。
僕たちの方がスマートに感じるかもね。
【アオダイショウとコーンスネークの違い】生態
続いては生態の違いです。
『生息場所』『活動期間』『食性』を解説します。
【生態の違い】生息場所
アオダイショウもコーンスネークも同じような場所に住んでいます。
主に森林や農地なんかにいるんだよ。
僕たちは餌を求めて民家近くにも現れるんだ。
そして樹上性の傾向が強く、木に登ることも多いのが僕たちさ。
僕たちも登るけど、地上生の傾向が強いんだ。
【生態の違い】活動期間
アオダイショウは昼行性です。
夜は岩の隙間や穴の中で過ごすの。
私たちは逆に夜行性!
両者とも冬季は冬眠をしますが、コーンスネークは生息地域によっては冬眠せずに冬を越す個体もいます。
【生態の違い】食性
両者とも食べるものはほとんど一緒です。
小型の哺乳類、鳥類やその卵を食べるよ。
小型の爬虫類や両生類も食べるわ。
飼育下ではマウスやラットに餌付きます。
▼マウスを食べるアオダイショウ▼
▼ピンクマウスを食べるコーンスネーク▼
【アオダイショウとコーンスネークの違い】飼いやすさ
どちらとも飼いやすい個体として知られていますよね。
そうですね。
ポイントは飼育環境と餌の確保です。
僕たちは繁殖個体が多く出回っているから、より飼いやすいと思うよ。
人の手によって繁殖されている個体とその子孫は、人慣れの傾向があり飼育環境にも慣れやすいです。
繁殖個体が少ない僕たちは、人に慣れてなく臆病な性格な個体が多いんだよね。
アオダイショウは『WC(ワイルド個体)』と呼ばれる、自然採集の個体が出回っています。
これにより攻撃的な個体や、拒食しやすい個体がいます。
臆病なアオダイショウは、警戒した時に発する総排泄膣から匂いも多くなります。
最近は僕たちも繁殖個体が出回ってきているよ。
そっちの方が飼いやすいんだ。
【アオダイショウとコーンスネークの違い】価格
流通量はアオダイショウより、コーンスネークが圧倒的に多いです。
爬虫類を扱っているお店なら、大体販売されています。
その上で販売価格は気になりますよね。
以下を参考にして下さい。
アオダイショウの価格(※価格はくま村長調べ)
- ノーマル(WC個体)
→5000円〜10000円 - 北海道産や繁殖個体
→10000円〜20000円 - アルビノ個体
→30000円〜50000円
コーンスネークの価格(※価格はくま村長調べ)
- ノーマル個体
→5000円〜10000円 - アルビノ個体
→15000円〜20000円 - 希少個体
→30000円〜
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- アオダイショウはくすんだグリーン色、コーンスネークは赤が基本
- アオダイショウは4本の縞柄、コーンスネークは斑紋柄が基本
- アオダイショウの方が少し大きくなる
- 自然では同じような所に棲んでいる
- アオダイショウは昼行性、コーンスネークは夜行性
- 食性はほぼ同じ
- 繁殖個体の多いコーンスネークの方が飼いやすい傾向
- 価格はそんなに変わらない
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