アオダイショウの餌【種類・サイズ・量・頻度・拒食の対策まで完全解説】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

ということでこの記事は、アオダイショウの餌とその与え方にを全体的に解説していく取り組みになります。

ということで、完全食であるマウスの『手に入れ方と保管』『与えるサイズと量』『頻度とタイミング』を解説していきます。
まずはこの項目を押さえて下さい。

爬虫類を扱うペットショップなどでは、大体冷凍マウスを取り扱ってます。
今や餌用マウスは、簡単に手に入れることができるようになりました。

その感覚は分かりますし、家族の了承を得れないこともあるでしょう。

コレを手に入れてみましょう。
餌用の冷凍庫を持ってるとなれば、ヘビの飼育者としてはホンモノです。

アオダイショウは想像よりも大きなマウスを食べることができます。
目安としては『顔よりも少し大きいもの』を与えます。
アオダイショウの大きさ別のマウスサイズについて、下にまとめました。

目安は1〜2匹です。
生体の様子をじっくり見ながら調整していくといいでしょう。

目安としては…

アオダイショウは餌を食べたら、上記のタイミングで糞をします。

詳しく観察していたら、アオダイショウのタイミングも分かってきます。
そうして最適解を導き出すのも、アオダイショウ飼育の楽しみでもあります。

アオダイショウの拒食は突如としてやってきます。

しかもそれが数ヶ月、長かったら半年以上続くこともあります。

拒食の原因は様々であり、物言わないアオダイショウから理由を導き出すことは難しいです。

25℃〜28℃くらいです。
朝夜の温度が下がるのはいいですが、餌を与える時は適温がいいでしょう。

50％以上ですね。
春から秋にかけては、普通にしていたらこの湿度が保てます。

ただでさえ乾燥しているのに、加温することによってさらなる乾燥が引き起こされます。

飼育環境の湿度を上げる対策をまとめてみました。

飼育環境に水分を飛ばすことで、湿度を上げます。

水分を含んだ水苔を床材として敷くことで、飼育環境の湿度を上げることができます。

利点は手間いらずなのと、湿度勾配をつけれることです。

触られたり見られたりするのは、アオダイショウにとってストレスです。

我が村のアオダイショウも、隣のボールパイソンが気になって餌を食べない時期がありました。

拒食の原因に『今、与えている餌を食べたくない』というものがあります。

ただそれでもマウス以外の餌が必要となる場合があります。
ということで次の項目では、そんな餌について考えていきましょう。

アオダイショウは野生で、どんなものを食べているか？
これを考えていくことで、マウス以外の餌を見ていくことにしましょう。

ラットもポピュラーなヘビの餌ですね。

マウスとラットは種類が違うので、マウスに餌付かないアオダイショウがラットには餌付くことがあります。
大きさも豊富なので、いい餌となります。

どちらもマウスと比べて安価ですが、栄養バランスでマウスに及びません。
どうしても餌を食べない場合や、おやつ感覚で与えるならいいでしょう。

上にあげたトカゲ類を、採集して餌にすることは禁止されていません。
ただその労力を考えると、餌としては現実的ではありません。

カエルは嗜好性の高い餌なのですが、野生のカエルには寄生虫がたくさんついています。
さらにはカエルの中には皮膚に毒を持つものもいるので、餌としてはあまりオススメできません。