アオダイショウの脱皮【頻度・期間・注意点と脱皮不全まで完全解説】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

脱皮は適切な飼育環境なら問題なく行われますが、注意しないといけない事はあります。
この記事は、アオダイショウの脱皮に関わる事項と注意点を解説する試みです。

知っておくと、実際の脱皮にも安心して対応できます。

身体の色がくすむことが、脱皮の前兆です。
そして、５日〜7日くらいかけて脱皮をします。

その後は、目が白濁していきます。

その後一旦、目の白濁が無くなります。

その後、鼻先を何かに擦り付けて皮を脱いでいきます。

脱皮が終わると代謝が一気に始まります。

脱皮直後はまだストレスを抱えています。
なので1日くらい落ち着かせて、餌を与えて下さい。
大体、すぐに食べるでしょう。

脱皮不全をそのままにすると、残った皮が組織を締め付けて血行障害を起こして虚血性壊死を招きます。
最悪、身体の一部が脱落することもあります。

大体はそのうち取れますが、人間の手で残った皮を剥いてあげることもできます。

身体に残っている皮は、引っ張ると簡単に綺麗に取れます。

目に皮が残ってしまう『アイキャップ』と言われる状態です。

透明で分かりにくいですが、目の上にも皮が残っています。
このまま放っておくと、失明につながる恐れがあります。

毛抜きのようなピンセットで、皮を引っ張るしかありません。
事前に水につけて、ふやかして取りましょう。