- ヒキガエルにはどんなシェルターがいいのか?
- ヒキガエルにシェルターは必要?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ヒキガエルの飼育方法を調べると、『シェルターは不可欠』と書かれていることが多いです。
確かに自然界では、身を隠せる場所にいることが多くて、外敵から身を守っているからね。
ただ飼育下でヒキガエルが、外敵に襲われることはありません。
我が村のヒキガエルの飼育環境では、シェルターを使わず床材もペットシーツで飼育しています。
この環境で2年以上飼育していますが、特に何の問題もなく元気に過ごしています。
ということでこの記事は、ヒキガエル飼育における『シェルターの必要性』を考える試みです。
ヒキガエルの飼育方法の参考になり、生態の理解が深まること間違いありません。
【考察】ヒキガエル飼育におけるシェルターの必要性
まず言えることはシェルターを設置すると、ヒキガエルはそこに入ろうとします。
本能がそうさせるのさ…
シェルターがないと生きていけない生き物もいます。
ただ『ヒキガエルにとって、シェルターはそこまでのものではない』というのが私の考えです。
むしろシェルターを置くことで、『人に慣れない』『状態を観察しにくい』と思っています。
シェルターが無くても、それはそれで普通に暮らすのさ。
シェルターが無くて、ストレスになるなんてことはないんですか?
結局、聞いてみたことがないので分かりません。
ただ2年以上シェルターなしで飼育をして、『特に変わった様子が無い』これは事実です。
床材の土をシェルター代わりにする
ヒキガエルの飼育環境の床材に土を敷くと、そこに潜ることがあります。
本能がそうさせるのさ…
土に潜ることで身を守ったり、温度調整をします。
寒い時は土に潜って暖を取り、暑い時は土に潜って避難してるんだよ。
ヒキガエルには土を掘り進めるパワーがあります。
下の写真は水入れの下を掘り進め、天然のシェルターを作った事例です。
こういったヒキガエルの生態を利用し、土を敷くことでシェルターの必要性を低くできます。
ヒキガエルは温度調整のために、土に潜ると言いました。
なので温度調整ができている環境では、ヒキガエルが土に潜る必要もありません。
ということで、管理のしやすい『ペットシーツでシェルターなし』の環境ができるのです。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
✔︎ヒキガエルの飼育環境にシェルターは必要ない
✔︎シェルターがない方が、ヒキガエルは慣れやすいし、観察もしやすい
✔︎飼育環境に土を敷くことでシェルター代わりになる
✔︎温度管理ができている状態なら、土を敷く必要もない
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