
- リクガメにはどんなケージを用意したらいいの?
- どのくらいの大きさのケージが必要なの?
- ケージ内のレイアウトはどんな感じにすればいいの?

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
リクガメ飼育の場合、ケージ選びは一番最初に行います。

リクガメって行動的で、ケージも大きめを揃えるべきって言いますよね。

そうですね。
この記事では、オススメのケージと飼育レイアウトについて解説します。
飼育環境作りの基本を、知ってもらう取り組みです。
この記事では、以下の点を詳しく解説します。
- リクガメの大きさ別のケージサイズの目安
『甲長20㎝まで』『甲長40㎝まで』『甲長50㎝まで』『甲長50㎝以上』 - リクガメのケージのレイアウト【基本】
『床材』『シェルター』『餌入れ』『水入れ』『紫外線ライト』『バスキングライト』『バスキングスポット』
この記事を読めば、リクガメのケージのイメージが分かります。

揃える物も分かり、飼育環境を整えるのに必須の内容です。

読み進めて確認してみてね。
オススメのリクガメのケージ【大きさ別に解説】

リクガメは爬虫類専用のケージを使用がオススメです。

リクガメ飼育では、ライトや保温器具を多数使用します。
それらの設置しやすい専用ケージの方が効率的です。

メンテナンスもしやすいですしね。

それでは大きさ別に紹介していきます。
甲長20㎝までのリクガメのオススメケージ
甲長20㎝に満たないリクガメには、横幅60㎝サイズのケージを選んで下さい。
☆★最大甲長が20㎝未満のリクガメ(例)★☆
- エジプトリクガメ
- ニシヘルマンリクガメ
- テントヤブガメ
- パンケーキリクガメ
- ナタールセオレガメ
- ベルセオレガメ(メスは20㎝を超えるかも)

以上の種は60㎝サイズで、何とか終生飼育できると考えて下さい。

成長途中のリクガメだったら、サイズのケージを使えばいいですね。

大型のリクガメでも、甲長が20㎝を超えるのに1年くらいかかります。
使いやすいケージと言えますね。
>>オススメの60㎝サイズのケージはコチラ
甲長40㎝までのリクガメのオススメケージ
甲長40㎝までのリクガメには、横幅90㎝サイズのケージを選びます。
☆★最大甲長が40㎝までリクガメ(例)★☆
- チチュウカイリクガメの多くの種
→ヨツユビリクガメ・ヘルマンリクガメ・ギリシャリクガメ・フチゾリリクガメ - インプレッサムツアシガメ
- エロンガータリクガメ
- ゴファーガメ
- ソリガメ

この大きさのリクガメは、種数が多いんですよね。
入門種呼ばれるのもこの大きさが多いです。

90㎝サイズの使用頻度が一番高い、ってことですね。

成長過程なら、これより小さなケージでも飼育できます。
ただ最終的には必要なので、最初から揃えておいてもいいでしょう。
>>オススメの90㎝サイズのケージはコチラ
甲長50㎝までのリクガメのオススメケージ
甲長が50㎝くらいになるリクガメには、横幅120㎝サイズのケージを選びます。
☆★最大甲長が50㎝までリクガメ(例)★☆
- アカアシガメ
- ホシガメ

甲長が50㎝くらいのリクガメは、迫力・運動量ともかなりです。

大型でさらに丈夫なケージを選ぶ必要がありますね。

リクガメの様子によっては、後述する屋外飼育などを選ぶのといいでしょう。
>>オススメの120㎝サイズのケージはコチラ
甲長50㎝以上のリクガメには…
甲長が50㎝以上のリクガメは、『ケージ飼育』の概念では厳しくなります。
☆★最大甲長が50㎝以上のリクガメ(例)★☆
- アルダブラゾウガメ
- ケヅメリクガメ
- ヒョウモンガメ
- キアシガメ
- エミムツアシガメ

ケージを破壊する可能性もある大きさです。
部屋ごと飼育環境にするとか、屋外飼育を考えるべきですね。

覚悟を持って飼育すべき大きさのリクガメってことだ。

糞尿も大量なので、それも加味して飼育環境を作りましょう。
リクガメのケージのレイアウト【基本】


リクガメは運動力が多くパワーもあるので、ケージ内のレイアウトはシンプルにします。

複雑なレイアウトだと、ずべてなぎ倒しちゃうよ。
レイアウト例を写真で紹介します。


なるほど、確かにシンプルですね。

細かく紹介していきましょう。
【リクガメのケージレイアウト】床材

床材は飼育環境を作る時の、最初のアイテムです。

潜れるものだと安心するんだ。

オススメはハスクチップです。
消臭効果があり、湿度が保ちやすい床材です。
>>ハスクチップはコチラから
【リクガメのケージレイアウト】シェルター

地を這うリクガメは、上部に対して常にストレスを抱えています。

敵は上から狙ってくるからね。

落ち着かせるためにも、シェルターが絶対必要なんだ。

リクガメがすっぽり隠れるものを用意します。
スドーのロックシェルターはサイズが豊富で、様々な種類のリクガメに対応できます。
>>オススメの使いやすいシェルターはコチラ
【リクガメのケージレイアウト】餌入れ

床材の上に餌を置くと、誤飲の可能性が高まります。

餌入れも大事なんですね。

食べやすいように、ふちが低いものを選びます。
飼育環境を清潔に保つためにも、食事が済んだら餌入れは回収します。
>>オススメの餌皿はコチラ
【リクガメのケージレイアウト】水入れ

水入は場合によっては必要ではありません。

僕達は水分は餌から取るからね。

湿度を高く保つ時や、最後の吸水ポイントとして設置でもいいでしょう。
乾燥を好む種には、基本的に置きません。

ただ幼体時はどんな種類でも高湿度の方がいいので、水入れの設置をオススメします。
>>水入れを設置するならコチラから
【リクガメのケージレイアウト】紫外線ライト

リクガメを健康に飼育するために、紫外線ライトは必要不可欠です。
紫外線量が足りないと、『くる病』などの骨格形成に関わる病気の可能性が高まります。

僕達は甲羅があるから、紫外線の要求量が高いんだ。

リクガメには強めの紫外線を出すライトが必要です。
これは覚えておきましょう。
>>リクガメにオススメの紫外線ライトはコチラから
【リクガメのケージレイアウト】バスキングライト

リクガメは朝起きて太陽の光を浴び、体温を上昇させます。

そうすることで代謝が高まって、餌を食べ消化が良くなるんだ。

その太陽の光(熱)の代わりが、バスキングライトですね。
リクガメの健康飼育の重要アイテムです。
>>オススメのバスキングライトはコチラから
>>ライト設置にはライトスタンドが必須です
【リクガメのケージレイアウト】パネルヒーター

パネルヒーターはケージの外から、スポット的に暖めてくれる暖房器具です。

僕達は地上性だから、下から温かさじゃありがたいんだ。

冬場には設置したいアイテムですね。
>>リクガメのコチラのパネルヒーターがオススメ
【リクガメのケージレイアウト】バスキングスポット

バスキングライトが当たる場所は、石などをおきます。

こうすることで石が温まり、バスキング効率が上がります。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 甲長20㎝までは横幅60㎝のケージ
- 甲長40㎝までは横幅90㎝のケージ
- 甲長50㎝までは横幅120㎝のケージ
- 甲長50㎝以上のリクガメは、一部屋飼いや屋外飼育を検討
- ケージ内のレイアウトはシンプルに
▼この記事で紹介したオススメの飼育ケージ▼
>>60㎝サイズのケージはコチラがオススメ
>>90㎝サイズのケージはコチラがオススメ
>>120㎝サイズのケージはコチラがオススメ
▼この記事で話したケージ内のレイアウトアイテム▼
>>ハスクチップは基本の床材として使いやすい
>>ロックシェルターはサイズが豊富でオススメ
>>餌入れは食べやすさ重視でコチラ
>>水入れを設置するならコチラから
>>リクガメにオススメの紫外線ライトはコチラ
>>迷ったらこのバスキングライトを使ってみて
>>ライトにはスタンドが必須です。
>>使いやすいパネルヒーターはコチラから
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