
- リクガメの温度管理ってどうしたらいいの?
- 夏場に温度が上がりすぎる…
- 飼育環境内に温度勾配ってつけた方がいいの?

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
リクガメを始めとして爬虫類は変温動物で、温度管理は重要です。

でも難しそう。

この記事では、そんなリクガメの温度管理についてあらゆる角度から解説していきます。
リクガメを健康に安心して飼育してもらうための取り組みです。
この記事では、以下の点について話を進めます。
- オススメの温度計を紹介
- リクガメの冬場の温度管理方法
『ヒーティングトップ』『パネルヒーター』『バスキングライト』『温室』 - 注意すべき夏場の温度管理
『風通しをよくする方法』『冷却ファンの使用』『エアコンの稼働』 - リクガメの飼育環境の温度勾配について
『ホットスポットの温度』『夜間の温度』
この記事を読めば、リクガメの温度に関することは全てわかります。

リクガメ飼育の最も大事なところ、と言っても過言ではありません。

読み進めて確認してみてね。
リクガメ飼育の適温は26〜30℃です。
これを前提に話を進めていきます。
リクガメの温度管理方法【オススメの温度計】

温度管理をするには、温度計の存在が必要不可欠です。

そりゃそうだ。

温度計は色々ありますが、オススメをご紹介します。

こちらですね。
温度とともに湿度も計れます。
後ろに吸盤があり、ガラス面につけることもできます。

価格的にも手頃ですね。

まずはこの温湿度計を揃えるところから、始めましょう。
>>温湿度計をお探しならコチラから
【リクガメの温度管理方法】冬場

まずは冬場の温度管理方法、すなわち加温について解説していきます。
【冬場の温度管理方法】ヒーティングトップ

ヒーティングトップは『GEX』から販売されている、保温ヒーターです。
加熱プレートより遠赤外線を放射、ケージ全体を暖めます。
ヒーティングトップはベースとなる保温器具です。

蓋の上に置くだけで使え安全設計でもあり、使いやすくて安心です。
保温器具に悩んだら、ひとまずヒーティングトップでいいでしょう。
>>ヒーティングトップはコチラから
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【冬場の温度管理方法】パネルヒーター

パネルヒーターは飼育環境の底面(外側)から、遠赤外線で温める保温器具です。
ヒーティングトップが上からなら、パネルヒーターは下からです。

僕達は地上棲だから、お腹から温めてくれるのは嬉しいんだ。

お腹が温まると、消化にもいいです。
コチラもベースの保温器具として使いたいですね。
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【冬場の温度管理方法】バスキングライト

バスキングライトはポイントを温める時に使うライトです。
後述しますが、温度勾配を作るのには必須のアイテムです。
バスキングライトは、太陽の光の熱を再現するライトです。

僕達にとって、日光浴(バスキング)が重要だからね。
体温を上げることで、色んな活動ができるんだよ。

なのでバスキングライトは冬場でなくても、設置すべき保温器具です。
>>バスキングライトはコチラから
>>バスキングライトにはライトスタンドが必要

保温器具ではありませんが、リクガメの室内飼育なら紫外線ライトも必要です。

紫外線を浴びないと、病気になっちゃうよ。

保温器具ではないので説明は割愛しますが、気になるなら下記の記事を参考にして下さい。
【冬場の温度管理方法】温室

冬場はどれだけ保温器具で温めても、温度が逃げていきがちです。

確かに冬は基本的に寒いですもんね。

その時の有効な一手が、温室ですね。
保温効率を上げるのに適しています。

温度が上がりきらない、という状況を回避できるんですね。

温室内は湿度も保たれるんだ。
乾燥しがちな冬場には最適な飼育方法だよ。
【リクガメの温度管理方法】注意すべき夏場

温度管理は冬場だけではなく、夏場もあります。

日本の夏は非常に温度が上がります。
高温は短期間でも、リクガメの命の危険につながります。

夏場の室温って、40℃を超えたりしますもんね。

本当に危険なので、できる対策を考えていきましょう。
【注意すべき夏場の温度管理】風通し
夏場の温度上昇を和らげる簡単な方法は、風通しをよくすることです。

空気が循環すれば、急激な温度上昇を防げますもんね。

なので室内の風通しをよくするために、サーキュレーターを運転させましょう。


部屋の窓を一部開放すると、効果が上がります。

その場合は、直射日光が入らないように気をつけてね。
【注意すべき夏場の温度管理】冷却ファン

冷却ファンは直接、飼育環境内に風を送ります。

飼育環境の空気の籠りを解消するんですね。

冷却ファンの風が水入れに当てるようにすると、気加熱が発生して温度が下がります。
それなりに効果があるので、やってみるといいでしょう。

水入れの水が無くなるのが早くなるから、気をつけてね。
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【注意すべき夏場の温度管理】エアコン

温度の上昇をどうしても抑えれないなら、エアコンの稼働も視野に入れます。

それほどに日本の夏の暑さは異常ですもんね。

エアコンの稼働といっても、温度をそこまで下げる必要はありません。
30℃設定でもリクガメとっては、快適な温度です。
【リクガメの温度管理】温度勾配について

温度管理をする際は、温度勾配をつけることも重要です。

要は飼育環境内に、温度の高い所と温度の低い所を作る、ということです。

僕達が快適に過ごせる場所を、選べるようにして欲しいんだ。
【温度勾配の作り方】バスキングスポット
温度勾配の作り方の基本は、バスキングスポットです。

バスキングライトを使うんですよね。
そのスポットはどのくらいの温度にするんですか?

35〜40℃ですね。
リクガメはそこで体温をあげて、活動促進します。
バスキングスポットに石などを置き、温度を上がりやすくしましょう。
スポットの効率が上がります。
昼夜の温度勾配を作る
夜間はリクガメが休めるように、温度を若干低く保つようにします。

なるほど。
どのくらいの温度がいいんですか?

20〜25℃ですね。
このくらいの温度だと、カメの代謝が下がります。

身体が休まるんだよね。
温度が高いままだと、常に活動してる感じになるんだ。

当然ですが、夜間はバスキングライトを切りましょう。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 26〜30℃を保つ
- ホットスポットは35〜40℃にする
- 夜間は20〜25℃で身体を休ませる
- 冬場は保温器具を併用して適温を保つ
- 夏場は風通しを良くし、温度の上昇を防ぐ
- 夏の暑さは命の危険があるので、エアコンの運転も視野に入れる
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