失敗しない！カナヘビの温度管理方法【夏場と冬場の両方を解説します】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

なので、カナヘビ飼育は適切な温度管理をする必要があります。
この記事は、一年を通したカナヘビの温度管理について研究する取り組みです。

飼育下でもそういう温度調整をすれば、カナヘビを冬眠させることができます。
ただ、冬眠にはリスクがあることも確かです。

暖房器具を使って、飼育環境を加温します。
加温飼育のやり方を一つづつ解説していきましょう。

飼育環境の上部（蓋）に取り付けます。
全体的に暖めることができますが、真冬にこれだけでは物足りない感じです。

パネルヒーターも、これだけでは物足りない暖房器具です。
他との併用で使うようにしましょう。
上からの暖突、下からのパネルヒーターの組み合わせは相性がいいです。

保温効果は高いですが、ライト自体が高温になるので取り扱いには注意です。
水をかけるとライトが割れる恐れがあります。

バスキングライトの下に石などを置きライトを当てると、上下からカナヘビを暖めることができます。
そのような場所をバスキングスポットと言います。

カナヘビの場合はバスキングスポットを、35℃くらいに設定します。

十分な紫外線を当てないと、クル病という骨格異常の病気を引き起こします。
太陽からのそれを得にくい冬場は、紫外線ライトの設置が必須ということです。

冬場はどうしても室温が低くなり、飼育環境もその影響は受けます。

エアコンで温度管理ができるなら別ですが、そうでないなら温室を作って温度管理（上げた温度を逃げないよう）をするのも一手です。

効率が良くなれば使う暖房器具も少なくて済み、電気代も安くなります。
下の記事でまとめていますので、是非読んでみて下さい。

むしろ冬の対策よりも、夏の高温対策の方が重要なくらいです。

そうなんですよね。40度を超えることもあります。
その温度は人間でも非常に危険で、変温動物であるカナヘビにとっては尚更です。

風通しをよくし空気を循環させれば、温度はそこまで上がりません。

それをまとめていきます。

温度の急上昇を抑えるだけなので、冷房の設定温度は30度くらいを保ちます。

これを加味して考えてみて下さい。

屋外でも日陰で風通しが良ければ、室内より涼しいものです。

つまり屋外は不測の事態も起こりがちです。
十分に注意して、行って下さい。

注意しなければいけないのは冬場の湿度です。
冬場は空気が乾燥し、湿度が下がります。

湿度が下がりすぎると、拒食につながったりします。

一番簡単な方法は霧吹きです。

毎日朝晩の2回、霧吹きをしましょう。