- ニホントカゲの幼体を飼育したい
- ニホントカゲの幼体ってどうやって捕まえるの?
- ニホントカゲって子供の時は何を食べてるの?
- ニホントカゲの幼体の飼育って難しい?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ニホントカゲの幼体の特徴は、なんと言っても鮮やかな青い尻尾にあります。
確かに綺麗な尻尾ですね。
どうしてこんな色をしているんですか?
外敵から身を守るため、自切できる尻尾を目立つようにしてるんだよ。
切れた尻尾に気を取られている間に逃げるの。
それにしても魅力的なトカゲですね。
ということでこの記事では、そんなニホントカゲの幼体の特徴と飼育方法を解説していきます。
ニホントカゲの幼体を、安心して飼育できるようになる取り組みです。
この記事では、以下の点を詳しく解説しています。
- ニホントカゲの幼体の特徴と採集方法
→『活動時期』『母親の採集』 - ニホントカゲの幼体の飼育方法
→『飼育場所』『飼育環境』『餌と人工飼料』
この記事を最後まで読むと、ニホントカゲの幼体のことが全てわかります。
読み進めて確認してみてね。
ニホントカゲの幼体は成長に伴い尻尾の青さが薄くなり、生まれて1年半くらいでほぼ青みがなくなります。
青みが無くなるまでが幼体と考えて、話を進めていきます。
ニホントカゲの幼体の全てを徹底解説【特徴と採集方法】
ニホントカゲの幼体って、どうやって採集したらいいんですか?
そうですね。
その特徴をお話ししながら、ニホントカゲの幼体を手に入れる方法を考えていきます。
【ニホントカゲの幼体】活動開始時期
まずは、ニホントカゲの幼体がいつ頃誕生するのか考えます。
僕たちは、冬眠から覚めた4月頃から繁殖活動に入るんだよ。
そして5月ごろに卵を産み始め、6月くらいに子供が孵化するのよ。
つまりニホントカゲの幼体は、6月以降から探すってことですね。
幼体時は成長のためにたくさん餌を食べないといけないから、活発に動き回るんだ。
ニホントカゲがいるポイントでは、その時は大人より幼体の方がたくさん見れます。
妊娠している母親を捕獲する
先ほど言った通り、ニホントカゲは冬眠明けから繁殖活動に入ります。
つまり4月下旬から5月上旬頃の大人のメスは、妊娠している可能性が高いです。
妊娠しているメスを飼育していると、いずれ幼体が出てくるってことですね。
▼お腹の中に卵を宿しているニホントカゲのメス▼
こうなっているとそのうち産卵し、適切に管理したら子供が孵化してくるわ
▼孵化直後のニホントカゲの幼体▼
生まれたての幼体の大きさはおよそ3㎝です。
2〜3日すると通常活動を始めます。
▼成長して尻尾の青みが薄くなった個体(上)▼
ちなみに幼体の性別って判別できるんですか?
大人のニホントカゲは性差が大きいですが、幼体時での判別は難しいです。
完全に青みが無くなったら、わかるようになります。
ニホントカゲの幼体の全てを徹底解説【飼育方法】
ニホントカゲの幼体の飼育って難しいんですか?
どんな生物の飼育でもそうですが、幼体は成体と比べて手がかかります。
その中でも何に気をつければいいか、様々な角度で解説していきます。
【ニホントカゲの幼体飼育】飼育場所
幼体のうちは屋内でなく、屋外での飼育をオススメします。
どうしてですか?
幼体に『骨格形成に必要な紫外線』を十分に当てるには、屋内より屋外の方が効率がいいからです。
生まれた年の10月くらいまでは屋外で飼育し、以降は冬眠させずに室内飼育にします。
幼体に冬眠させるのは危険だよ。
じゃあ紫外線を当てる為に、日当たりのいい所で飼育すればいいんですね。
日当たりがいい所は、夏場暑くなりすぎるので危険です。
屋外であれば日陰でも、十分な量の紫外線を当てることができます。
屋外で飼育する時は直射日光の他にも、『水没』『脱走』『外敵』に十分備えてね。
【ニホントカゲの幼体飼育】飼育環境
飼育環境作りに必要な物は主に4つ、『ケース』『床材』『シェルター』『水入れ』です。
順番に解説していきます。
ケース
まずはケースです。
屋外で飼育するなら、プラケースがコスパ的にも使いやすいでしょう。
プラケースはしっかりとした蓋がついているし、安心ですね。
脱走するタイミングは、『蓋を開けた時』が一番多いです。
なので高さのあるプラケースを選ぶと安心です。
僕たちは本当にすぐ脱走するよ。
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床材
僕たちは土に潜るから、床材は必ず入れて欲しいよ。
ニホントカゲは潜り、外敵や暑さ寒さから身を守ります。
ニホントカゲのストレス軽減のためにも、床材は必須です。
どんな床材は使用すればいいのかな?
床材候補は色々ありますが、オススメはデザートソイルです。
デザートソイルは消臭力と保湿力に優れたソイルです。
天然素材なので、誤食をしても安心です。
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シェルター
私たちは臆病で警戒心が強いから、隠れ場所が必要なの。
ニホントカゲは土に潜ります。
なので、通常のシェルターを用意するより石などを置くといいでしょう。
その下に隠れるし、石だとひんやりしていて気持ちいいんだ。
そしてその石はバスキングスポットにもなります。
バスキングスポットとは、日光浴を行うポイントのこと。
夏場は石が温められ、下からもニホントカゲが暖められます。
石って万能!
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水入れ
ニホントカゲは大量の水分を要求します。
水切れは命の危険にもつながるの。
なので水入れは用意し、必ず水がある状態にしましょう。
夏場はすぐに乾燥しちゃうから、毎日チェックしてね。
▼水を飲むニホントカゲ▼
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【ニホントカゲの幼体飼育】餌
環境が整ったら餌を与えます。
餌はどのくらいの頻度で与えたらいいんですか?
幼体時は成長させるため毎日、餌を与えてね。
そうなんですね。
どんな餌を与えたらいいのかなぁ?
自然では様々な餌を食べるニホントカゲですが、飼育下で全て用意することは難しいです。
そこで、オススメの餌を3つ紹介します。
☆オススメの餌①『コオロギ』☆
言わずと知れた爬虫類飼育の基本の餌です。
サイズは『ヨーロッパイエコロギ』の、Sサイズがいいでしょう。
どうやって与えたらいいですか?
飼育環境に投入するだけです。
食べ残しが大きくなるとニホントカゲを攻撃する恐れがあるので、食べ残しは取り除きましょう。
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次に紹介するミルワームとともに、与える時はカルシウム剤を添加しましょう。
カルシウム及びビタミンD3の添加は、ニホントカゲの幼体の成長効率を上げます。
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☆オススメの餌②ミルワーム☆
コチラもトカゲの餌としてお馴染みです。
嗜好性が高い餌ですが、高カロリーなので与えすぎに注意です。
そのままでもいいですが、餌皿に入れると出れないので管理がしやすいでしょう。
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☆オススメの餌③ワラジムシ☆
動くカルシウムと言われるワラジムシ、ニホントカゲもよく食べます。
ニホントカゲを攻撃することはないので、飼育環境に投入しっぱなしてもOKです。
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人工飼料を使う
ニホントカゲって人工飼料にも餌付くんですか?
はい!餌付きます。
人工飼料に餌付くと今後の飼育がかなり楽になるので、チャレンジしてみましょう。
どうやって与えるんですか?
まずはピンセットを使い、ニホントカゲの鼻先で動かしてみましょう。
置き餌にしていても食べます。
▼置き餌の人工飼料を食べるニホントカゲ▼
ここではトカゲブレンドフードを使っています。
一袋で一生持ちます。
ふやかして与えます。
>>トカゲブレンドフードはコチラがお得
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- ニホントカゲの幼体は6月ごろ誕生し、夏場によく見かける
- 5月ごろのメスは妊娠している可能性が高い
- 紫外線を浴びせるために屋外で飼育する
- 飼育ケースはプラケースがオススメ
- 潜るために床材は必須
- 石を置くとシェルター兼バスキングスポットになる
- 水切れに注意
- 生き餌は『イエコS』『ミルワーム』『ワラジムシ』がオススメ
- 人工飼料にも餌付く
>>ニホントカゲの幼体飼育にはプラケースがオススメ
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