カナヘビの屋外飼育のメリット・デメリットとは？【準備と対策】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

ただ屋外飼育には、いい点もあれば注意すべき点もあります。
この記事は、そんな屋外飼育のメリット・デメリットを明らかにしながら飼育方法をまとめる試みです。

読み進めていくと、屋外飼育方法に辿り着くはずです。

当然、紫外線ライトは本物の太陽光にはかないません。
十分な量の紫外線量では、完全に屋外飼育に軍配が上がります。

そうなんですよね。
これが屋外飼育なら、③④⑤の必要性が無くなります。

冬の時期は、カナヘビを屋外で冬眠させることができます。
これで通年飼育が可能です。

それは以下の通りです。

これらのデメリットを対策とともに考えていきましょう。

屋外で脱走したカナヘビが戻ることはありません。
しかも飼育環境に慣れたカナヘビが、野生で生きていくのは難しいです。

脱走の対策としては以下の2点があります。

カナヘビの脱走の多くは、蓋を開けた時に起こります。
逃げられない蓋を用意するとともに、最新の注意を払うことが脱走対策です。

その結果、飼育環境が水没してしまうんですよね。

水没対策は以下の2点です。

事前の準備で水没のリスクを無くすことができます。
必ずやっておきましょう。

カナヘビは日本の自然で生きていますが、危険であることは変わりありません。

屋外飼育は『暑さから逃げられない環境』にしてはいけません。

紫外線を当てたいと思い日向に飼育ケージを置きがちですが、実は日陰でも十分な紫外線量があります。

春や秋はカナヘビの体温上昇のために日向におくのもいいですが、夏場は日陰で飼育することをオススメします。

とにかく命の危険があるので、確実に対策をしておきましょう。