- ニホントカゲってどんなものを食べるの?
- ニホントカゲの餌のオススメって?
- ニホントカゲの餌の与え方は?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
僕たちは自然では生き餌を食べてるよ。
でも飼育下だったら冷凍餌も食べるし、人工飼料にも餌付くのよ。
この記事はニホントカゲに与える餌を一覧で解説しながら、それぞれのメリット・デメリットを明らかにする試みです。
そして、餌の与え方も解説します。
この記事では、以下の7つの餌を紹介します。
- コオロギ(生き餌)
- コオロギ(冷凍餌)
- ミミズ
- ダンゴムシ・ワラジムシ
- クモ
- ミルワーム
- 人工飼料
これを読めば、ニホントカゲの餌の問題は解決です。
飼育しやすい環境を整えるためにも、読み進めてみて下さい。
ニホントカゲの餌【一覧とメリット・デメリット】
では、ニホントカゲに与える餌をメリット・デメリットとともに、一覧で紹介していきます。
コオロギ【トカゲ飼育の定番中の定番】
コオロギは栄養価が高く、サイズも豊富です。
入手もしやすく、ニホントカゲの餌としてはポピュラーと言えますね。
万能ですね!
デメリットは、ストックの大変さです。
コオロギは『長期間生かすのが難しい』『鳴く』『臭い』、そんなデメリットがあります。
ニホントカゲよりも、コオロギを飼育している感覚になるかもしれません。
本末転倒ですね。
上手にストックできたら、コオロギを繁殖させることもできます。
自分で増やせたら、餌のコストはかからずにすみます。
冷凍コオロギ【オススメ】
冷凍コオロギは『文字通り冷凍にされたコオロギ』で、解凍して与えます。
栄養価は問題なく、生きていないのでストックの手間が大きく減少します。
僕たちはそんなコオロギが大好物!
容易に餌付けれるし、餌切れの心配も少なくなります。
ニホントカゲ飼育の必須の餌だと言えます。
デメリットは、コオロギを冷凍庫で保管しなければならないことです。
家族が冷凍庫にコオロギを入れておくことを許してくれるかな…
▼冷凍コオロギを与える様子の動画▼
ミミズ 【食いつきのいい餌】
ああいうニョロニョロと動くものには、思わず食いついちゃうのよね。
ミミズはニホントカゲが自然でも食べている餌です。
ただ、好き嫌いがあるように感じるのもミミズです。
食べないニホントカゲもいるってことですね。
入手は自然で採集する方法と、購入する方法があります。
ダンゴムシ・ワラジムシ【カルシウム豊富】
ダンゴムシ・ワラジムシはカルシウムが豊富で、ニホントカゲにはいい餌となります。
ただ、あんまり好きじゃ無いんだよなぁ…
ワラジムシ・ダンゴムシはストックが簡単で繁殖も容易です。
環境さえ整えたら、放っておいても増えていきます。
非常食として、ストックしておくのもいいでしょう。
家の周りに普通にいるので、採集も簡単です。
クモ【食いつき抜群だが…】
クモはニホントカゲの大好物です。
ぴょんぴょんと飛び回るから、一心不乱に追いかけちゃうのよね。
餌用のクモは販売されていないので、自然で採集るしかありません。
草むらなどにたくさんいるので、その気になれば大量に捕獲することができます。
ミルワーム【非常食に最適】
ミルワームの餌としてのメリットをまとめます。
- 入手が簡単【価格が安い】
- ストックが楽
- ニホントカゲの食いつきがいい
万能の餌のように感じますね。
大好きな餌だよ。
問題は、その栄養価の低さ(かたより)です。
ミルワームだけを与え続けるのは問題があります。
そうなんだ…
ただストックが簡単なので、非常食という意味でも常にストックしておいてもいいでしょう。
人工飼料【頑張れば餌付きます】
ニホントカゲって人工飼料に餌付くんですか?
はい。餌付きます。
人工飼料は栄養的には非常に優れていて、これだけで飼育することができます。
ただ、ニホントカゲはそこまで好きでないように感じます。
どうやって与えるんですか?
ピンセットでニホントカゲの前を動かしたら食いつきますし、置き餌でも食べることがあります。
ニホントカゲの餌【頻度と与え方】
ニホントカゲにはどれだけの餌を与えたらいいんですか?
そうですね。
餌の頻度と量、そして与え方を解説していきます。
ニホントカゲに餌【頻度と量】
ニホントカゲには、2〜3日おきに食べれるだけの餌を与えます。
まだ小さなベビーのニホントカゲは、毎日餌を与えます。
どんどん食べさせて成長させることが重要です。
食べれるだけってどれくらいですか?
これは個体によって違いますが、コオロギであれば2〜3匹くらい与えて、様子をみましょう。
餌の食いつき度や肥満傾向などをみて、餌の頻度と量は調整して下さい。
ニホントカゲの餌【与え方】
ここではニホントカゲに餌を与える時の、『必ずすること』『生き餌の注意点』『人工飼料・冷凍餌の餌付け方』を解説します。
カルシウム添加【爬虫類飼育の必須項目】
まずはどんな餌にでも、カルシウム添加をしましょう。
飼育下では自然ほど豊富な餌を与えられません。
そのため、どうしてもカルシウムが不足します。
カルシウムが慢性的に不足すると、くる病などを患う危険性があります。
どうやってカルシウム剤を添加すればいいんですか?
やり方は以下の2通りです。
- 直接餌に振りかける
- 容器などに餌とカルシウム剤を入れてシェイクする
カルシウム剤がつきやすい餌と、そうでない餌があります。
餌の特性を見ながら、方法は選んで下さい。
ニホントカゲの餌【生き餌】
生き餌の与え方は、飼育ケース内に解き放ちます。
そのまま食べるのを待つのですが、一つ注意点が必要です。
私たちが餌に攻撃されちゃうことがあるの。
特にコオロギが要注意です。
心配な場合は、『弱らせて与える』『足を抜く』などの対応が必要です。
後は生き餌が飼育環境から逃げてしまう可能性もあります。
逃げられるとどれだけ餌を食べたのかが正確にわからないので、注意が必要です。
生き餌をいれて1日経っても食べないようなら、いったん回収しましょう。
人工飼料・冷凍餌の餌付け方
動かない餌の与え方には2通りあります。
- ピンセットで動かしながら与える
- 置き餌にする
ニホントカゲは釣りができるほど、好きな餌が目の前に現れたら食いつく習性があります。
写真は釣られるニホントカゲ
思わず食いついちゃうんだよね…
なので、その餌が好きならピンセットからでも食べてくれるということです。
冷凍コオロギを解凍したものなどは、すぐに食べてくれるでしょう。
人工飼料もピンセットから食べてくれますが、コオロギほどではありません。
その場合は置き餌にしてみるといいでしょう。
まとめと関連
☆この記事で紹介したニホントカゲの餌のオススメ度☆
・コオロギ(生き餌)★★★☆☆
好きな餌だが、管理が大変
・コオロギ(冷凍餌)★★★★★
管理が楽でよく食べる
・ミミズ ★★☆☆☆
好き嫌いがある
・ダンゴムシ・ワラジムシ ★★☆☆☆
カルシウムが豊富だが、あまり食べない
・クモ ★☆☆☆☆
食いつきはいいが、入手が困難
・ミルワーム ★★★★☆
栄養価に偏りがあるが、よく食べ管理が楽
・人工飼料 ★★★☆☆
餌付いたらこれだけでOK
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コメント
教えていただきありがとうございます。