- カナヘビに与えるコオロギのサイズって?
- コオロギの栄養バランスっていいの?
- カナヘビにコオロギを与える量と頻度って?
- どうやってカナヘビにコオロギを与えたらいいの?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
爬虫類飼育の代表的な餌といえば『コオロギ』です。
僕たちも大好きだよ。
この記事は『餌としてのコオロギ』を、詳しく解説する取り組みです。
この記事では、以下の3つについて解説しています。
- カナヘビに与えるコオロギのサイズ
→食べる様子もお届け - コオロギを与える頻度と量
- コオロギを餌とする時の注意点
『栄養バランス』『管理』『コオロギの攻撃性』
この記事を読むことで、コオロギの餌としての必要な知識を手に入れることができます。
読み進めて確認してみてね。
ペットショップでよく売られているコオロギには、『クロコオロギ』と『ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)』があります。
この記事ではこの2種類のコオロギを扱い、解説してきます。
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カナヘビへのコオロギの与え方知ってた?【サイズ】
カナヘビには、どのサイズのコオロギを与えたらいいんですか?
カナヘビの大きさにもよるのですが、フルアダルトのカナヘビで考えてみます。
クロコオロギもイエコも食べるけど、アダルトサイズ(L)はちょっと大きいかな…
カナヘビはニホントカゲほど身体が大きくなく、口も小さいです。
クロコオロギならSサイズ、イエコならMサイズくらいが適当な大きさです。
コオロギの成長を考えて、少し小さめを用意していてもいいかもね。
でもSSサイズのコオロギは、かなり小さく物足りないです。
SSサイズは幼体にはもってこいよ。
つまりコオロギは、全てのサイズのカナヘビに与えられるってことですね。
それでは実際に与えてる様子を見ていきましょう。
クロコオロギのSサイズをカナヘビに与える
クロコオロギのSサイズは体長が1センチ弱、です。
カナヘビにとって食べやすい大きさなんですよね。
▼クロコオロギのSをカナヘビが食べる様子▼
最初にも言いましたが『このサイズでもの足りない』と感じるなら、少しコオロギを育ててから与えるのもいいでしょう。
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イエコのMサイズをカナヘビに与える
イエコのMサイズは体長が1センチくらいです。
クロコオロギのSよりは大きく、食べ応えがあります。
▼イエコMをカナヘビが食べる様子▼
イエコはピョンピョン飛び跳ねるので、カナヘビの嗜好性が高いです。
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カナヘビへのコオロギの与え方知ってた?【頻度と量】
コオロギってどのくらいの頻度で、どのくらいの量を与えたらいいんですか?
考えていきましょう。
コオロギを与える頻度
まずは幼体(孵化してから約半年)は、毎日餌を与えましょう。
子供の頃は成長期で、まだ体が小さく弱いんだ。
だからできるだけ餌を与えて、早く大きく成長させたほうが安全だよ。
順調に育てば3ヶ月くらいで、それなりに大きくなります。
そこまでになったら、とりあえずは安心ね。
大人にはどのくらいの頻度ですか?
2年目以降は、3日に1回のペースの餌やりでいいでしょう。
食べ過ぎはよくないよ。
しっかり与えて、間を開けて空腹にさせ、そして食べさせる。
そうしたほうが刺激を与えられていいでしょう。
与えるコオロギの量
与えるコオロギの量の目安は、5匹くらいです。
でも僕たちにも個体差があるよ。
なので、目安通り与えてみながら、個別観察して調整していくといいでしょう。
カナヘビへのコオロギの与え方知ってた?【注意点3つ】
コオロギは優秀な餌ですが、注意点もあります。
ここではそれを3つ解説します。
【注意点①】コオロギの栄養素
カナヘビの餌の栄養バランスは『(リン)1:(カルシウム)1,5』が理想です。
コオロギはどうなんですか?
コオロギは『(リン)5:(カルシウム)1』と、カルシウムが不足しています。
そうなんだ…
どうしたらいいんですか?
コオロギを与える際には、不足するカルシウムを補う必要があります。
そのためにカルシウムパウダーを添加しましょう。
これをダスティングといいます。
ダスティングのやり方は簡単です。
与える直前にカルシウムパウダーを振りかけます。
▼カルシウムパウダーをダスティングしたコオロギ▼
昼行性のカナヘビには、ビタミンD3入りのカルシウムパウダーを添加します。
ビタミンD3があることによって、カルシウムが適切に吸収されます。
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コオロギはストックが大変
コオロギには『鳴く』『すぐ死ぬ』『臭い』、そんな管理のデメリットがあります。
餌なのに…コオロギの飼育に追われている感じになっちゃうんですよね。
コオロギも上手に育てたら、繁殖させることができます。
コオロギを増やせるのであれば、餌のコストはかかりません。
コオロギのストックの大変さを考えるのなら、冷凍コオロギに餌付かせるのもいいでしょう。
餌付くんですか?
個体にもよりますが、高い確率で冷凍コオロギに餌付きます。
そうすれば飼育もグッと楽になるでしょう。
▼ピンセットから冷凍コオロギ(解凍済)を食べるカナヘビ▼
>>ここで与えている冷凍コオロギはコチラ
【注意点③】コオロギがカナヘビを攻撃する
コオロギは結構凶暴です。
なので飼育しているカナヘビを攻撃するコオロギもいるんですよね。
身体の大きさを物ともせずに、襲うんですね。
カナヘビが食べられるなんてことはありませんが、ストレスなのは間違いありません。
つまりコオロギの食べ残しを出さないようにするのが、大切ってことですね。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- 餌のコオロギのサイズ
クロコオロギならSサイズ、イエコならMサイズ - コオロギは3日に1回、5匹くらい与えて様子を見る
- コオロギを与える時はカルシウムパウダーを添加する
- コオロギはストックが大変
→カナヘビは冷凍コオロギにも餌付く - コオロギは攻撃的なので、食べ残しがないように
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