- ニホントカゲの幼体の色って?
- ニホントカゲのオスメスの色の違いって?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ニホントカゲには実に多様な色があります。
ニホントカゲの体色は、成長度合いや性別などによって違いがあり、それを知ると飼育のヒントにもなります。
この記事はそんなニホントカゲの色について、詳しく解説していく試みです。
この記事では以下の2点を解説します。
- ニホントカゲの幼体時の色の違い
- ニホントカゲはオスとメスで色が違う
この記事を読むことで、ニホントカゲの色の違いがわかり、その生態について詳しく知ることができるでしょう。
読み進めて確認してみてね。
ニホントカゲの色の違い【幼体時に色が違うのはなぜ?】
ニホントカゲの色で『一番の違いが現れる』のが、幼体の時です。
僕たちは小さい頃、尻尾が綺麗な青色をしてるんだよ。
生まれたてのニホントカゲの幼体
尻尾が先に行くにつれ、青みが増します。
どうしてこんな目立つ色をしているの?
ニホントカゲは外敵に襲われた時、『自ら尾を切り離す(自切)』ことで、切れた尻尾に外敵の意識を向けて逃走します。
特に幼体はより意識を向くように、目立つ青い尻尾になっています。
生まれたて1年が経ったのニホントカゲ
尻尾の青みがくすんでいます。隣はオスの成体です。
成長するほど、青みが少なくなるわ。
生まれて2年経つと、完全に青みがなくなるのよね。
ニホントカゲの色の違い【オスとメスでの違いがあります】
ニホントカゲはオスとメスでも色の違いがあります。
これは大人になるほど色の違いが顕著になります。
オスの方が黄色味ががった色で、メスが黒っぽい暗めの色になります。
黄色味がかったオスの個体
外でニホントカゲを見かけて、黄色っぽいなと感じたら大体オスであることが多いです。
黒みが強いメスの個体
オスと比べてメスは、地味な雰囲気がします。
他にも婚姻色という色の違いも出ます。
オスの顎の下周辺がオレンジ色になっています。
これが婚姻色で、春先の繁殖シーズンに顕著に現れます。
対してメスは顎の下が白いままです。
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まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- ニホントカゲの幼体は尻尾が青みがかっている
- オスは黄色っぽい体色で、顎の下にオレンジの婚姻色が出る
- メスは黒っぽく、婚姻色は出ない
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