- 上陸直後の小さなヒキガエルを育てるのが難しい
- 小さなヒキガエルの餌ってどうやって手に入れるの?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
上陸直後のヒキガエルの飼育は難しいです。
自然でも上陸直後の小さなヒキガエルの生存率は低くて、大量に生まれるヒキガエルもこの時期に淘汰されちゃうのよね。
この記事は、そんな飼育が困難な時期のヒキガエルの育て方について、解説する試みとなります。
この記事で解説するのは以下の点です。
- 上陸直後の小さいヒキガエルの飼育の難しさ
- 小さいヒキガエルの飼育のポイント『餌』について
この難しい時期を乗り越えたらヒキガエルの飼育は一気に楽になります。
ここが踏ん張りどころなんです。
上陸直後の小さいヒキガエルの育て方【その難しさ】
上陸直後のヒキガエルの飼育の難しさは、その小ささにあります。
僕たちはオタマジャクシの期間がすごく短いんだ。
1ヶ月くらいで変態するよ。
だから、小さいままでカエルになるんだよ。
短期間しか存在しない水たまりでも繁殖ができるように、進化した為と言われています。
とにかく、上陸したてのヒキガエルは非常に小さいんですよね。
その小ささを感じるために、下の写真を見てみて下さい。
一円玉との比較、持つのが大変なくらいの小ささがわかります。
大きいのがフルアダルトの私、近くで動かれたら思わず食べちゃうんだから!
めちゃくちゃ小さいですね…
そうなんです。
潰してしまうかもしれないので、手で持つこともままなりません。
この小ささが飼育の難しさに繋がっているんですか?
小さくてか弱いのもありますが、小さいが故に餌の確保が難しい点が挙げられます。
あんなになんでも食べるヒキガエルなのに、餌の確保が難しいですね。
食欲がないってわけじゃなく、サイズに見合った餌がない(確保しずらい)ってことなのさ。
上陸したてのヒキガエルは飼育が難しいと分かったと思います。
ポイントは餌で、上陸したてのヒキガエルの餌について解説を進めていきます。
【ポイントは餌】上陸直後の小さいヒキガエルの育て方
ヒキガエルがオタマジャクシから変態し、尻尾が完全になくなったら餌を食べ始めます。
それまでに用意しておいてね。
小さなヒキガエルは成長真っ盛り、以下に紹介するような餌を毎日与え続ける必要があります。
上陸直後の小さいヒキガエルの餌【トビムシ】
小さいヒキガエルに与える餌の定番といえば、このトビムシですね。
トビムシとは…
ヒキガエルがいるような土壌に生息する、非常に小さな節足動物。
極小で『もそもそ』と動くその姿が、小さいヒキガエルの食欲を刺激します。
トビムシを食べる様子をご覧ください。
トビムシは特に小さいので、上陸したてのヒキガエルの餌として非常に向いています。
トビムシの確保が、飼育の成否を分けるといっても過言ではありません。
トビムシの入手方法
トビムシってどうやって手に入れたらいいんですか?
トビムシの入手方法は大きく2つ…
『購入』か『採集』です。
トビムシは極小の両生類の餌として、流通しています。
専門のペットショップで購入することもできますし、インターネットでの販売もあります。
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自然で採集するなら、トビムシがいそうな土壌を土ごと持って帰ります。
トビムシは極小です。
1匹づつ捕まえるのは不可能です。
⭐︎トビムシがいるところ☆
トビムシは豊かな土壌に生息しています。
ヒキガエルのオタマジャクシが生息していた環境の周りで容易に見つかります。
上陸直後の小さいヒキガエルの餌【アブラムシ】
アブラムシも極小の餌ですが、トビムシより少し大きいです。
ゆえにまだ食べれないヒキガエルもいますが、食べれるなら成長のスピードを上げることができます。
もりもり食べて、早く大きくなってもらうのがいいんですね。
アブラムシを食べる様子をご覧ください。
アブラムシの入手方法
アブラムシはどうやって手に入れたらいいんですか?
アブラムシの入手方法は『採集』の一択です。
家の周りの植物に、アブラムシがよくついているのを見かけます。
普段は気にしないところをよく見ると、案外簡単に見つけられます。
てんとう虫がいるところには、確実に存在しますね。
アブラムシは葉に口針を刺してなかなか動きません。
ヒキガエルに与える場合は、葉から落として与えるといいでしょう。
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