上陸直後の小さいヒキガエルの育て方【餌の確保が重要】

私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。

当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。

この記事は飼育が困難な時期のヒキガエルの育て方を解説します。
ヒキガエル飼育の難易度を下げるための取り組みです。

ここが踏ん張りどころなんです。

とにかく、上陸したてのヒキガエルは非常に小さいんですよね。
その小ささを感じるために、下の写真を見てみて下さい。

そうなんです。
潰すかもしれないので、手で持つこともままなりません。

小さくてか弱いのもありますが、小さいが故に餌の確保が難しい点が挙げられます。

上陸したてのヒキガエル飼育が難しいと分かったと思います。
ポイントは餌で、上陸したてのヒキガエルの餌について解説を進めていきます。

ヒキガエルはオタマジャクシから変態し、尻尾が完全になくなったら餌を食べ始めます。

小さいヒキガエルに与える餌の定番といえば、このトビムシですね。

トビムシを食べる様子をご覧ください。

『トビムシの確保が飼育の成否を分ける』といっても過言ではありません。

トビムシの入手方法は大きく2つ…
『購入』か『採集』です。

専門のペットショップで購入することもできますし、インターネットでの販売もあります。

トビムシは極小で、1匹づつ捕まえるのは不可能です。

アブラムシも極小の餌ですが、トビムシより少し大きいです。
食べれないヒキガエルもいますが、食べれるなら成長のスピードを上げることができます。

アブラムシの入手方法は『採集』の一択です。

普段は気にしないところをよく見ると、案外簡単に見つけられます。
てんとう虫がいるなら、確実に存在しますね。

ヒキガエルに与える場合は、葉から落として与えるといいでしょう。

ヒキガエルの骨格形成にいい餌なので、積極的に取り入れるようにして下さい。

ただ大人サイズは大きすぎるので、ワラジムシの子供を与えます。

自然でも簡単に入手できますが、子供の確保を考えたら購入がいいでしょう。
大人に混じって、小さなワラジムシを発見できます。