- ヒキガエルの性別の判別方法が知りたい
- 今飼っているヒキガエルはオスなのか?メスなのか?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ヒキガエルの性別の判別方法が知りたい、そんな時はおまかせ下さい。
この記事では、2匹のほぼ同じ大きさのヒキガエルのオスメスを比較して、ヒキガエルの性別判別方法をご紹介していきます。
この記事に出てくる2匹のヒキガエルはコチラ
私は祇園、よろしくね。
僕はだんじり、よろしく!
この記事では以下の6通りの方法でヒキガエルの性別を判別していきます。
- 鼻先の角度で判別する
- 鳴き声で判別する
- 体色で判別する
- 抱きダコで判別する
- 腕の太さで判別する
- イボの多さで判別する
これらの判別方法を駆使することで、ヒキガエルの性別は確実に判別できるようになります。
全ての生物に言えることですが、生まれてまもない個体ほど性差が無く、性別の判別は難しくなります。
ヒキガエルの性別の判別方法【6通り】
それでは6通りの判別方法を一つづつ解説していきます。
『鼻先の角度』でヒキガエルの性別を判別する
まずは、ヒキガエルの鼻先に注目します。
横から見るとオスは鼻先が前に尖っていて、メスは真下に落ちる感じになります。
オスの鼻先を見てみましょう。
僕らはシュッとした顔に見えるんだぜ。
対して、メスの鼻先です。
私たちは、顔が大きく丸顔だわ。
上から見るとオスの鼻先が出て見えます。
『鳴き声』でヒキガエルの性別を判別する
ヒキガエルの雌雄判別で有名といえば、この鳴き声です。
ヒキガエルのオスは鳴きますが、メスは鳴きません。
僕らの鳴き声は『リリースコール』といって、オスがオスの上に乗って抱接しようとした時に下のオスが鳴くんだよ。
『離して〜!』ってこと。
こういう風に持ち上げて、『コッコッコッ…』と声を出して鳴くのがオスです。
オスであっても、幼かったり声帯に問題があれば鳴かないことがあります。
ただ、メスは絶対に鳴かないので、声が出たらオス確定です。
▼ヒキガエルの鳴き声を詳しく知りたいならコチラをチェック▼
『体色』でヒキガエルの性別を判別する
僕たちオスは、黄色(黄土色)っぽい体色になるんだ。
私たちは、茶色っぽい色なことが多いわね。
特に繁殖期になる程、顕著にこの傾向が現れます。
オスの方が体色変化が大きく、黒っぽくなったり黄色味が非常に強くなったります。
黄色っぽいなぁと感じたら、大体オスであることが多いです。
▼黄色味の強いオスの個体▼
『抱きダコ』でヒキガエルの性別を判別する
ヒキガエルはオスがメスに抱きついて繁殖します。
オスは抱きついた状態から引き離されないように、指に抱きダコがついています。
僕らの指には、抱きダコがついてるんだ!
私たちには無いわね。
▼ヒキガエルの抱きダコ(婚姻瘤)についての詳しい解説はコチラ↓
『腕の太さ』でヒキガエルの性別を判別する
同じく繁殖期に抱きつくオスの腕は、メスと比べて太くなります。
僕の方が逞しい腕をしてるでしょ!
素敵だわ…
『イボの多さ』でヒキガエルの性別を判別する
ヒキガエルといえば体表に現れるイボが特徴的ですが、メスの方がそのイボが多く現れる傾向にあります。
僕たちの方がヌルッとした感覚になるんだ。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
✔︎オスは鼻先が尖って、メスは真下に落ちる
✔︎オスは鳴くが、メスは鳴かない
✔︎オスは黄色っぽく、メスは茶色っぽい
✔︎オスは抱きだこがあり、メスは抱きダコが無い
✔︎オスは腕が太く、メスは腕が細い
✔︎オスはイボが少なく、メスはイボが多い
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