- カナヘビが冬眠から出てくるタイミングって?
- 1日の中で、カナヘビが出てくる時間帯は?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
カナヘビは森林や公園、はたまた住宅街でも普通にみられる爬虫類です。
ただ、いつでもいるわけではありません。
この記事は、そんなカナヘビと遭遇するタイミングを研究する取り組みです。
この記事は以下の2点を解説しています。
- カナヘビは3月くらいから活動を始める
- 月ごとの出てくるタイミングを徹底解説
この記事を読むことで、カナヘビと出会う確率を上げることができます。
読み進めて確認してみてね。
カナヘビっていつ出てくる?【冬眠明けのタイミング】
カナヘビの冬眠明けのタイミングって、いつなんですか?
変温動物のカナヘビは、気温が下がる冬に冬眠をします。
そして春になって気温が高くなると、冬眠から明けて出てきます。
地域の気候によって違うけど、3月でも気温が15度以上になると目覚めるタイミングね。
15度以上で晴れていると、日光浴をしているよ。
東京の統計では、3月の下旬(20日以降)は最高気温が15度以上になります。
この頃の晴れた日に、カナヘビと出会うことができるでしょう。
そして4月にもなればカナヘビは繁殖期に入り、積極的に活動を始めます。
4月〜5月の晴れた暖かい日に一番活動をしているわ。
夏場の昼はあまり会えない
日本の夏は強烈な暑さです。
特に真昼はカナヘビにとって、過酷な環境です。
夏は危険をさけて、日陰や物陰に隠れていることが多いよ。
ということで夏場にカナヘビに会うには、気温の低い『朝と夕』にするといいでしょう。
真夏の屋外は人間にとっても危険な環境ですもんね…
幼体が出てくる時期
カナヘビは4月ごろから繁殖行動を始めます。
そして5月くらいに産卵、6月ごろに幼体が孵化します。
6月〜7月にかけてが、私たちのベビーブームなのよ。
その頃は、生まれたての小さな幼体を、見ることが多くなります。
カナヘビは孵化した瞬間から一人で生きていきます。
幼体にとって自然環境は危険がいっぱいで、その数はどんどん減っていきます。
カナヘビはいつ出てくる【1日の中でのタイミング】
1日の中でなら、いつごろカナヘビは出てくるんですか?
それ季節によって違いがあるので、月ごとに解説していきます。
☆4月☆
4月は、上旬と下旬で温度差がありますが、おおむね15度を超えてくる10時くらいがカナヘビの活動開始ポイントです。
気温が低いので、曇りの日は出てこない傾向があります。
☆5月☆
5月は、9時ごろから一気に暖かくなるので、カナヘビもその辺りで出てきます。
この時期は繁殖期の真っ只中、一番カナヘビを見やすい季節です。
☆6月☆
6月に入ると、朝の8時くらいで20度を超えてくるので、カナヘビの活動開始もその時間くらいになってきます。
梅雨の雨の日は、あまり見ることができません。
☆7月・8月☆
7月・8月は非常に暑く、日の出からカナヘビが活動を始めます。
そしてすぐに活動を止め、物陰に隠れます。
9時くらいになると見つけるのは難しく、むしろ16時以降の方がよく見かけます。
☆9月☆
9月になると気温が落ち着き、またカナヘビは見やすくなります。
その年に生まれた幼体が成長のために積極的に活動しています。
☆10月☆
10月の上旬は冬眠前で、そのために栄養を取ろうとしています。
朝10時くらいから15時くらいの陽の出てる間に、積極的に餌を取りにかかります。
最高気温が20度を切る10月下旬ごろから、冬眠準備に入りカナヘビは見なくなります。
その他のカナヘビが出てくるポイント
雨上がりの次の日がよく晴れ温度が上がると、カナヘビが一気に出てきます。
雨の日は餌が取れないから、お腹を空かせているんだよね。
同じような理由で朝から雨が降り、昼から一気に晴れると、そのタイミングでもカナヘビは見つけやすくなります。
6、7月ってそんな天気の日が多いですよね。
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- カナヘビは3月下旬ごろの、気温が15度を超える晴れた日に冬眠から覚める
- 4月は10時くらいに活動開始
- 5月・6月は一番、活動が活発になる
- 7月・8月は暑すぎてあまり出てこない
- 9月・10月は冬眠前で活動が活発
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