- ニホントカゲを温浴させるメリットって?
- ニホントカゲの温浴ってどうやるの?
- どのくらいの頻度で温浴させたらいいの?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
温浴は、ニホントカゲの健康管理において大切な習慣の一つです。
ニホントカゲ(学名: *Plestiodon japonicus*)の飼育方法は色々ありますが、飼い主にできることの一つが『温浴』です。
この記事は、温浴について詳しく解説していく試みです。
この記事は、以下の3点について解説していきます。
- 温浴の3つのメリット
『皮膚の健康維持』『水分・栄養補給』『ストレス軽減』 - ニホントカゲ温浴の準備と手順
- 温浴の頻度と注意点
この記事を読むことで、ニホントカゲ飼育における温浴の重要性とやり方が分かります。
読み進めて確認してみてね。
ニホントカゲに温浴をさせる【3つのメリット】
どうして温浴をさせた方がいいんですか?
まずは温浴のメリットについてまとめます。
以下の3つがあります。
- 皮膚の健康維持
- 水分・栄養補給
- ストレス軽減
詳しく解説します。
【ニホントカゲ温浴のメリット】皮膚の健康維持
温浴はニホントカゲの皮膚を、清潔に保ちます。
ニホントカゲの身体には、糞や餌の残りなどが付着していることがあります。
温浴は、それらを洗い流す効果もあります。
やっぱり綺麗でいたいものね。
さらに温浴はニホントカゲの脱皮を助けます。
水分で皮膚がふやけて、脱皮が綺麗にできるんだよ。
脱皮不全のニホントカゲには、緊急的に温浴をさせてもいいでしょう。
【ニホントカゲの温浴のメリット】水分補給
温浴を通じてニホントカゲは水分を補給し、脱水を防ぎます。
飼育環境に当然水入れも設置していますが、温浴時にニホントカゲはしっかり水分を補給します。
その際ニホントカゲに栄養補給をさせるなら、温水に栄養剤を添加するのもいいでしょう。
ちなみに我が村で使っている栄養添加剤はコチラです。
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温水に数滴ほど添加して使います。
人工飼育で不足しがちなビタミンを補います。
結構重要なので、温浴させるなら添加させましょう。
【ニホントカゲの温浴のメリット】ストレス軽減
適切な温浴はストレスを和らげ、ニホントカゲをリラックスさせます。
温浴中に排泄なんかもして、身も心もスッキリだよ。
ただ、野生採集個体のニホントカゲにとって、元来しないことをさせるのはストレスをなる可能性もあります。
様子を見て温浴を行なって下さい。
ニホントカゲに温浴をさせる【やり方】
温浴って、どうやればいいんですか?
そうですね。
それでは、温浴の『準備』と『手順』について解説していきましょう。
ニホントカゲの温浴【準備】
まずは何を準備すればいいですか?
まずは容器ですね。
清潔かつ脱走できない、蓋のある容器を使用します。
私たちは常に逃げることを考えているわ。
ニホントカゲの温浴にはプラケースがオススメ!
管理が楽で蓋もついています。
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必要であれば先ほど紹介した栄養添加物、そしてタオルを用意します。
ニホントカゲの温浴【手順】
温浴はニホントカゲが活動を開始する朝に行います。
温浴で体温を上げて、餌を食べるって流れだね。
容器に温水を張ります。
水深はニホントカゲが溺れないように背中が隠れる程度、2センチほどで十分です。
温度はどうすればいいですか?
他では38℃くらいって見たんですけど。
身体の小さいニホントカゲに、高い温度の温浴は危険です。
30~33℃くらいに設定して下さい。
35℃以上は高温で危険です。
温浴中に水の温度は下がっていくので、33℃くらいから始めるのがいいでしょう。
ニホントカゲを容器に入れて、10分ほど温水の中で過ごさせます。
溺れないように見ていてね。
温浴後はニホントカゲを優しくタオルで包んで、水分を取ります。
濡れたままだと、体温が下がってしまうからね。
ニホントカゲは変温動物です。
急な温度変化には注意が必要です。
ニホントカゲの温浴をさせる【頻度と注意点】
どれくらいの頻度で温浴をさせたらいいんですか?
週に一度で十分ですね。
過度な温浴は、ストレスになる恐れがあります。
夏場は温度が高いので頻度は少なくしています。
★注意点をまとめます★
- 温水は33℃くらいまでで高温になりすぎない
- 温浴後は水分を拭き取り、急な温度変化を防ぐ
- 溺れないように水深は浅めに
- 温浴がストレスになるかもしれない
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