- ニホントカゲ飼育の適温って何度?
- ニホントカゲの飼育温度で気をつけることって?
- ニホントカゲに冬を越させる為には?
- バスキングスポットの適温とは?
私、くま村長。
主に野外採集の日本産の爬虫・両生類の飼育者です。
当ブログは、私の実際の飼育経験に基づいて爬虫・両生類の飼育についてまとめています。
ニホントカゲの適温って何度?
24〜27℃くらいです。
この辺りの温度を保つと、ニホントカゲは安全かつ快適に過ごせます。
ただ日本には四季があり、時々で様々な問題があります。
この記事は、1年を通じて発生する『ニホントカゲの飼育温度』の問題を、すべて解決する試みです。
この記事では、以下の3点を詳しく深掘りします。
- 要注意な夏場の温度対策
- たくさんある保温方法を一挙紹介
- バスキングスポットの温度
この記事の内容を取り入れれば、ニホントカゲ飼育の1年を通した温度の問題は解決です。
読み進めて確認してみてね。
ニホントカゲの温度対策【要注意は夏場】
爬虫類の温度対策というと保温に目が行きがちですが、夏の高温の方が要注意です。
日本の夏は、危険なくらい温度が上がります。
最近は特にそうですよね。
私たちだって熱中症になるのよ。
なのでまずは、暑さ対策の話をしていきます。
【暑さ対策の基本】潜れる場所の確保
僕たちは地中によく潜るよ。
ニホントカゲは地中に潜ることで…
⚫︎外敵から身を守る
⚫︎暑さ寒さから身を守る
ニホントカゲの飼育環境には、潜れるための床材を敷くことが必須です。
つまり『自分で温度調整する』ってことなの。
☆飼育環境の一部に水苔スポットをつくる☆
湿った水苔に潜ると気化熱によって、ニホントカゲの体温を下げることができます。
暑い時はそこに避難するんだよ。
>>夏場は一部に水苔の環境を作ってあげて下さい
風通しの良い環境で飼育する【夏場の室内は暑い】
夏の昼、室内は非常に温度が上がります。
人がいない日中、温度上昇でニホントカゲの状態が悪くなる危険性があります。
どうすればいいんですか?
まずは、風通しのいい環境を作ることです。
その時に活躍するのがコレ!
サーキュレーターは、空気を循環させます。
外気を取り入れながら、室内の空気を循環させるんですね。
熱と湿気がこもりやすい夏場には、サーキュレーターは必須アイテムです。
持っていて損はないでしょう。
>>夏場はサーキュレーターで風がある環境を作りましょう
☆夏場は屋外で飼育する☆
屋外は風通しもよく、日陰は室内ほどの温度の上昇はありません。
夏場は日陰でも、十分な紫外線量をニホントカゲに与えることができます。
以下の点を注意して、屋外飼育に切り替えるのも一手です。
※屋外飼育の注意事項
・直射日光による急激な温度変化に注意(日向はダメ)
・雨による水没に注意(雨に濡れない所)
・脱走に注意(蓋を完備)
まだまだあるニホントカゲの暑さ対策
夏の暑さ対策はもっと考えなければなりません。
それだけ日本の夏は危険なのです。
エアコンを24時間回して、温度管理をする
コレができたら、問題は解決なんだけど…
たくさんの生き物を飼育してるなら、この方法がいいのかもしれませんね。
古典的だが効果的『氷で冷やす』
ペットボトルを凍らせて、ニホントカゲを飼育している部屋にセットします。
サーキュレーターとの併用で、冷気を循環させます。
古典手法ですが、思ったより温度が下がります。
氷、とけちゃわないですか?
昼の間はこの方法で部屋を冷やし、夜はまた凍らすのがいいですね。
結露が起こるので、ペットボトルの下にはタオルなどをひいて下さい。
ニホントカゲの温度対策【保温器具は盛りだくさん】
ニホントカゲを冬眠させないなら、冬場の保温対策は必須です。
飼育環境が24℃を下回ってきたら、保温しましょう。
ニホントカゲの冬眠は危険が伴います。
繁殖を狙うなら冬眠が必須ですが、そうでないならしっかりとした保温を行いましょう。
それでは保温器具を紹介します。
【下から温める】パネルヒーター
パネルヒーターは、飼育環境の下からニホントカゲを暖めます。
ホットスポットを作るのに適していますが、真冬にコレだけでは十分な保温はできません。
パネルヒーターでは飼育環境の一部を暖めます。
下から暖めることにより、ニホントカゲの消化を助けます。
お腹が暖まって気持ちいいよ。
>>パネルヒーターは使いやすいコチラから
【保温効果が高い】赤外線ライト
赤外線ライトは飼育環境の空気を暖めます。
保温効果が高く、真冬には重宝します。
逆を言えば高温になりすぎないように注意して下さい。
ニホントカゲも飼育者も、赤外線ライトは火傷に注意です。
水などが当たると割れる恐れがあるので、注意して使用して下さい。
>>赤外線ライトはコチラから
>>赤外線ライトにはライトスタンドが必要
【安全性の高い】暖突
暖突とは、遠赤外線で飼育環境を暖める保温器具で、上部に取り付けます。
安全性が高く、電気代が安いのが特徴です。
暖突はベースの保温器具として重宝します。
パネルヒーターと併用する使い方がオススメです。
上と下から暖まるわ。
>>暖突はベースの保温器具として重宝します
【部屋そのものを暖める】オイルヒーター
オイルヒーターは暖房器具で、別に爬虫類用ではありませんが、結構重宝します。
エアコンほどの保温効果はありませんが、手頃で電気代も安いです。
ニホントカゲはそこまでの高温環境を必須としないので、部屋の広さによっては使えます。
コチラのオイルヒーターはお得に手に入ります。
ニホントカゲで使用せずに、人間用にも転用できるので、持っておいて損はありません。
>>厳しい冬を乗り切るにはオイルヒーターを設置
【暖かい場所を作り出す】温室
これまで紹介した保温器具を使って、温室を作り出すこともできます。
どうやって作るんですか?
大きくは2つです。
▼スタイロフォームとビニールで温室を作る▼
▼市販の園芸用の温室を使う▼
温室は温度を上げると同時に、冬場に下がりがちな湿度も保つことができるのでオススメです。
ニホントカゲの温度対策【バスキングスポットの温度】
ニホントカゲの適温は、24〜27℃と言いました。
バスキングスポットは35℃くらいに設定して下さい。
私たちは体調に合わせて、移動するの。
温度が高いスポットがあると助かるわ。
スポットの温度はどうやって計るんですか?
サーモチェッカーというものがあります。
そのポイントの温度をチェックできる温度計です。
爬虫類の飼育環境の温度勾配をチェックする時に重宝します。
>>サーモチェッカーは一つあるとすごく便利
>>バスキングライトはコチラから
>>バスキングライトにはライトスタンドが必要
まとめと関連
☆この記事で話したこと☆
- ニホントカゲの適温は24〜27℃
- 夏場の高温対策が重要
- 冬場の保温対策は選択肢がたくさん
- バスキングスポットは35℃に
▼高温対策グッズ▼
>>夏場は一部に水苔の環境を作ってあげて下さい
>>夏場はサーキュレーターで風がある環境を作りましょう
▼冬対策の暖房器具▼
>>パネルヒーターは使いやすいコチラから
>>赤外線ライトはコチラから
>>赤外線ライトにはライトスタンドが必要
>>暖突はベースの保温器具として重宝します
>>厳しい冬を乗り切るにはオイルヒーターを設置
>>サーモチェッカーは一つあるとすごく便利
>>バスキングライトはコチラから
>>バスキングライトにはライトスタンドが必要
▼ニホントカゲの飼育全般のマニュアルはコチラ▼
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